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胃酸逆流を防ぐ!肥満、ストレス、食べ方注意~胃の病気を治す方法

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 食べ過ぎや早食いで胃酸逆流の不快感、胸焼けを経験することも多いですが、それは胃食道逆流症かも知れません。生活の質の低下や仕事への影響も考えられますので、市販の胃薬などでその場しのぎをせず、医師による治療できちんと治しましょう。

胃食道逆流症の原因、症状、治療について確認します。

生活の質を低下させる胃食道逆流症

胃酸逆流が原因の胃食道逆流症は、胸焼けや酸っぱいものがこみ上げてくる(呑酸)などの症状により、

  • 睡眠不足が続く
  • 食べたいものが食べられない
  • 気分が落ち込む
  • 集中力が低下する

など仕事や日常生活に支障をきたすようになります。

胃食道逆流症にはライフスタイルが大きくかかわっていて、起こしやすい人もいます。

気を付けたい症状や、胃食道逆流症の原因、治療についてお伝えします。

 

治療

胃食道逆流症の治療の中心は、薬物療法と生活習慣の改善です。胃酸の分泌を抑え、生活習慣の改善を行います。ストレスが原因と思われる場合は、ストレスコントロールも大事。

薬物療法

最初に用いられる薬は、胃酸の分泌を抑えるプロトンポンプ阻害薬です。患者さんの状態や病気のタイプに応じてそのほかの薬が用いられることもあります。ストレスが原因の場合は、抗不安薬なども使われます。

食生活の見直し

  • 食べ過ぎ
  • 脂肪分の多い食事
  • 早食い
  • 食後すぐに横になる

など発症の原因になっていると考えられる、生活習慣を見直します。

ストレスコントロール

ストレスが病気の原因になっていることを自覚することも大切。治療がスムーズに進み、薬の効果も高まると考えられています。

  • ストレス軽減を心がける
  • ストレスと病気の関係を知る
  • 抗不安薬を用いる

など。

職場の移動で生活のリズムが変化したことなどをきっかけに、ストレスが原因となって発症することも少なくありません。

 

原因

胃食道逆流症の主な原因は3つあります。

  • 下部食道括約筋の緩み
  • 胃酸過多
  • 食道の知覚過敏

これらにより、胃酸逆流や影響を受けやすくなります。

下部食道括約筋の緩み

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下部食道括約筋は食道と胃の境目に有り、その部分を締める働きがあり、胃酸や胃に入った食べ物の逆流を防いでいます。この筋肉が緩みやすくなると、逆流が起こりやすくなります。下部食道括約筋が緩みやすくなる原因は

  • 食べ過ぎ(胃が膨らんで張り詰めた状態になると、開きやすくなる)
  • 脂肪分の多い食事(脂肪分を多くとると下部食道括約筋を緩めるホルモンが分泌される)
  • 腹圧(肥満、妊娠中は腹圧が高くなる。ベルトや下着による締めすぎや、かがみの姿勢ンドでも腹圧が上がる)

胃酸過多

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胃の中に胃酸が多いと、下部食道括約筋が緩んだ時に上がってくる胃酸が多くなり、逆流の原因になると言われています。胃酸の量は、食べ物や体重と関連が有り、たんぱく質の豊富な肉類などの食品を食べると、胃酸の分泌が刺激され、胃酸過多になりやすい。体重が増えた時も胃酸の分泌が増えることが分かっています。

日本でも食生活の欧米化などによる脂肪摂取量の増加などで、多く見られるようになってきました。

食道の知覚過敏

健康な人でも、胃酸が食道の方に少し上がってくることはあるのですが、ほとんどの人はそれを感じることはありません。食道に知覚過敏があると、それを胸焼けなどの症状として感じてしまいます。

ストレスが大きく関係していると考えられています。ストレスの影響で食道の知覚過敏が起こり、胃食道逆流症が発症しやすくなります。

胃酸が食道に逆流した時の感じ方は、個人差が非常に大きいことがわかってきました。実は逆流性食道炎で、食道にびらんが起きているのに全く症状がなく、何も感じない人が3割から5割もいる反面、少しの胃酸でも、胸焼けなどの症状が出て、苦しんでいる人も居ます。

 

胃食道逆流症

胃の内容物が食道に上がってくることで引き起こされます。胃酸は食べたものを溶かしてしまうほど強い酸性ですが、胃壁は粘膜が守っているため障害されることはありません。しかし、食道の粘膜にはそのような働きがないので、胃酸が食道に上がってくると、粘膜にただれができたり、何らかの症状が現れたりします。胃食道逆流症には次の2つのタイプがあります。

  • 逆流性食道炎
  • 被びらん性逆流症

かつては、内視鏡検査でびらんが見つからなければ、たとえ症状があっても異常なしと診断されることがよくありましたが、現在は、症状を重視するようになっています。これは、前項でお伝えしたように、びらんがあるにもかかわらず、症状がなく何も感じない人が多いことがわかってきたからです。

逆流性食道炎

内視鏡検査で、食道の粘膜にびらんが見つかるタイプです。年齢や性別、体系によらず発症しますが、中高年の男性、太り気味の人に多い傾向があります。

被びらん性逆流症

内視鏡検査では異常が見られない人も多く、胸焼け、胃酸の逆流感、吞酸(すっぱいものがこみあげてくる)などの症状が週に1~2回ある人の、6割以上いたというデータがあります。

若い人、女性、痩せている人に多い傾向があります。また、几帳面でまじめな性格、ストレスをためやすい人に多い傾向があります。

 

まとめ

胃酸逆流で胸焼けや呑酸、胃もたれ、吐き気、めまいなどを伴う胃食道逆流症は、生活の質に大きく影響します。食いしん坊の私は、食べたいものが食べられない、なんて考えられません(笑)。仕事への影響も少なくないので、食生活の見直し、生活習慣の改善、ストレスコントロールを心がけます。

薬で改善出来ますが、病気のタイプやそれぞれの症状に応じて治療は異なります。医療機関を受診し、適切な治療で治しましょう。

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