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子供の発達しょうがい3つの対応~学校、家庭での適切な対応方法

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子供の発達しょうがいは生まれつきの個性や性格に近いもの。発達しょうがいに現れる特徴的な行動は、発達しょうがいのない子供にも見られるため、家庭のしつけの問題とされがちです。しかし、それでは解決できないことがわかっています。

発達しょうがいの種類や、現れている行動などによって異なる、発達しょうがいへの対応方法をお伝えします。

子供の発達しょうがい、3つの対応方法

発達しょうがいがある子供には、二次しょうがいの心配もあり、抑うつ状態や、不安しょうがいが起こりやすいこともわかっています。学習しょうがいがあると、不登校に

なってしまうこともある。

  • 周囲になじめない
  • 友達とうまく付き合えない
  • じっと座っていられない
  • 落ち着きが無い
  • 読み書きが苦手

これらは脳の機能のしょうがいが原因です。

子供の発達しょうがいには、主に3つの対応方法があります。重要度は種類により異なりますので、気になる行動が有れば、確認するためにもまず専門機関に相談することが大切です。

 

3つの対応方法と発達しょうがいの種類

発達しょうがいのタイプと対応方法

   療育   学校  医療機関
広汎性発達しょうがい ☆☆☆ ☆☆ ☆☆
注意欠陥多動性しょうがい ☆☆ ☆☆☆
学習しょうがい ☆☆☆
  • 療育
  • 学校での対応
  • 医療機関での対応

の3つが主な対応方法です。今回は学校での対応と家庭でもできることについてお伝えします。

  • 広汎性発達しょうがい
  • 注意欠陥多動性しょうがい
  • 学習しょうがい

それぞれのしょうがいに応じて、対応方法の重要度は異なります。の数が多いほど重要度が高くなります。

しょうがいの種類による重要度

【広汎性発達障害】

社会性が低下しているため、対人関係がうまく行きません。コミュニケーションの訓練などを行う「療養」が重要になります。

【注意欠陥多動性障害】

  • 集団でいる場面で集中できない
  • 不注意からものを忘れる

といったことがあるので、「学校での支援」も必要です。薬物療法に効果があることがわかっているため、「医療機関での対応」も重要になります。

【学習障害】

読み書きや計算が極端に苦手なため、学校での対応が最も重要です。

 

※しょうがいの種類の詳しい解説は後日お伝えします。

 

学校での対応

学習障害があると、勉強で良い成績を取ることが出来ないため、だんだん学校に行くことが憂鬱になり、不登校になってしまうことがあります。学校で起こりやすい以下の様な状況に対して、子供への接し方を工夫することが大切です。

ルールが理解できない

広汎性発達しょうがいがある子供に、ルールができない状況が多く見られます。耳で聞くよりも、視覚的な情報のほうが理解しやすいことがわかっているので、「ここでは何をする」というルールを文字や絵で示し、

  • 様々なところに貼る
  • 必要なときに示す

ようにすると、やるべきことやルールを身に着けていくことができます。

忘れ物が多い、席についていられない

注意欠陥多動性しょうがいのある子供によく見られます。例えばシールを用意して、席について要られたらシールを貼ってあげます。良い行動ができるとシールが貰える、という体験をすることで、どうすることが望ましいのかを、身体の感覚として身に着けていきます。

読み書きが苦手

学習しょうがいがある子供にみられます。例えば本を読んでいる時に、行の最後まで読んだあと、次にどの行を読めばよいのかがわからなくなることがあります。このような場合は、1行分の細長い窓をあけた紙を作り、それを本や教科書に乗せて一行ずつずらして読む、と言った工夫をすることで困難を大きく軽減することができます。

 

家庭でもできること

発達しょうがいのある子供へは、困難な状況を作らないよう家庭での対応も重要です。以下の様に接し方に工夫をしましょう。

すぐ興奮する

広汎性発達しょうがいや注意欠陥多動性しょうがいでよくみられます。興奮した状態のままでは、何かを理解させることはできません。

  • 落ち着くまで待つ
  • 興奮する状況を作らないようにする

ことが大切です。どのような状況で興奮しやすいのかを知っておくことが大切。

片付けができない

注意欠陥他動性しょうがいの子供によく見られます。

  • 物入れにラベルを貼る(しまう場所がひと目で分かる工夫)
  • 何かの合図で片付けを始める

など、遊び感覚で行ったりすることで、片付けに集中することができ、うまく片付けられるようにします。

食べ物の好き嫌いが激しい

広汎性発達生涯の子供に良く見られます。主に味や舌触りが原因で食べ物のの好き嫌いがでます。調理法を変えることで味や舌触りが変わると、食べられるようになることがあります。それでも食べられなければ無理に食べさせず、食べられる食品を利用します。

食事つらい経験にしないことが大切です。

褒めることが大切

発達しょうがいのある子供は、叱られることが多く自信を失いがち。そこで小さなことでもこまめにほめ、成功体験を積めるようにします。良い行動をとった時などは必ずほめます。

【褒め方のポイント】

  • 小さなことでもこまめに褒める
  • 言葉以外の表現で強調する

褒めるときはわかりやすい言葉でほめます。低学年くらいまでの子供は、抱きしめたりご褒美を上げたりして強調するのも良いでしょう。

 

まとめ

発達しょうがいは3種類あり、子供の発達しょうがいは複数の種類の発達しょうがいを持っていることも多く、日常生活で失敗や困難が多くなります。家庭のしつけの問題とされることも少なくありませんが、それでは解決しません。

学校や家庭、医療機関など適切な場所でサポートを受け、接し方を工夫したり、ほめたりします。専門機関に相談することが第一歩です。

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