健康と日々の徒然~Anのひとりごと

心と体の健康を大切にしたい方へ贈るひとりごと

子供の風邪で病院に行く行かないの目安、仕事への影響~転職か離職?

仕事と子育ての両立で、一番厄介なのが子供の病気です。体調管理には十分気を付けていても、引いてしまうのが「子供の風邪」。家で様子を見ていてもよいのか、病院に行ったほうがよいのか、その目安についてお伝えします。

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風邪の症状は病気を治すためのもの

咳、鼻水、発熱、嘔吐、下痢等様々な症状は、体に侵入したウイルスを追い出したり、や付けたりするために起こる免疫の働きです。つまり、風邪の症状は、病気を治すために起きています。

大抵の風邪は、自然に治るものです。症状がさほどひどくない場合は、薬などで無理に止める必要はありません。

子供が風邪を引いたからと、慌てて病院に連れて行くのではなく、自宅で休ませて自然に治るのを待つことも大切。

しかし、他の病気や重症の場合もあるので、病院に連れていくタイミングを間違えないことも重要です。

対処がうまくいかないと、離職に繋がったりもします。あるいは、転職したことで子育てと両立できるようになったケースもすくなくありません。

 

子供はよく風邪をひく

 

この間はありがとうございました。急だったのに勤務を変わって頂いて、本当に助かりました。

 

お互い様よ。私もみんなに助けてもらっって、今があるのだから

 

この職場は、いいですよね。転職してよかった。前の職場は子育てに理解がなくて、子供にも随分無理をさせちゃいました。

 

子供なんて、風邪を引くのが商売みたいだからね。きちんと家で様子を見てあげて、これはおかしいぞ、と思ったときは病院にいけばいい。

 

はい!子供が風邪を引いたときの対処を、きちんと教えていただいたので、治った後すぐにまたかぜを引いても、家で休ませて仕事に来ても安心です。
子ども自身が不安になったりもし無くなりました。ぐっすり眠れるようで治りも早いです。

 

それは良かった。きっと子供さんもかぜの対処を覚えたのね。子育て中は遠慮せず周りに頼っていいのよ。いつかあなたも頼られる側になるのだから。

 

子供が風邪を引くたびに頻繁に仕事を休んで病院に連れて行き、職場に居づらくなった、仕事のために子供に無理をさせて、風邪を悪化させてしまったなど、子育て中の子供の風邪など、病気の対処は悩みの種です。

それが原因で仕事を辞めたり、子育てに優しい職場に転職を考える看護師も少なくありません。

 

病院に行くか、行かないかの目安

症状が軽ければ、病院に行く必要はありません。受診が必要な場合は

  • 水分も取れない
  • 立ったり歩いたりするのもつらい
  • 睡眠が十分にとれない

乳児の場合は

  • ミルクの飲みが悪い・食欲が無い
  • いつもの元気がなく機嫌が悪い
  • あそばない
  • 寝かせても苦しそうですぐに目が覚める

などの場合です。

 

医師に伝えること

上記症状がある場合、風邪に伴って気管支炎や脱水症状が起きていたり、風邪ではない重症の病気の可能性も否定できません。正しく判断してもらうためには、

「いつから、どんな症状が現れて、どんなことが心配なのか」を具体的に伝えることが大切です。

風邪のウイルスそのものをやっつける薬はありません。病院で処方される薬は、

  • 熱を下げる
  • 咳を和らげる
  • 鼻水を少なくする       

など、それぞれの症状を和らげるためのもの(対症療法)です。

 

風邪の薬

風邪のウイルスそのものをやっつける薬はありませんが、心配は入りません。いずれ自然に治ります。病院で処方される薬は、

  • 熱を下げる
  • 咳を和らげる
  • 鼻水を少なくする       

など、それぞれの症状を和らげるためのもの(対症療法)です。

ただし、風邪の症状は病気を治すために体が戦っているために起きています。

不必要な薬を頼まない、いつまでも飲み続けないなど、医師に相談しながら薬に頼りすぎないようにしましょう。

 

抗生剤(抗菌薬)が処方された場合

かぜかな、と受診して抗生剤を処方された場合は、かぜ以外の病気の可能性(細菌性の肺炎や咽頭炎など)があります。医師から詳しく説明を受けてください。

細菌をやっつける抗生剤(抗菌薬)はかぜには聞きません。ウイルスが原因だからです。予防のための抗生剤投与は向こうと証明されています。

また、抗生剤を使うことで他の病気が見過ごされてしまう恐れがあり、予防的には使用しません。

 

風邪とは

一般的に使われる「かぜ」とは、病原微生物による軽い症状の感染症で、原因のほとんどはウイルスです。

インフルエンザや溶連菌感染症を風邪と呼んだり、ノロウイルス等による胃腸炎をお腹の風邪という人もいるようです。

しかし、重い症状や肺炎などの病気を見逃すことにもつながるので、「風邪」と決めつけないことが大切。

 

風邪は万病のもと

風邪で体力が落ちると、その後に中耳炎や肺炎などの細菌感染を起こすことがあります(二次感染)。風邪を引いたら、十分な休息と栄養をとり、早く治るようにして体力の低下を防ぐことが、二次感染の予防につながります。

熱が続く、水分が取れないなどの場合は、脱水症の注意も必要です。

 

風邪のぶり返し

一度治った風邪が、また悪くなることはありません。治ったのに悪化したり、別の症状が現れたりした場合は、二次感染または新たな風邪をひいた可能性が高いです。

保育園や幼稚園に入園したばかりの頃は、治ったと思ったら、また風邪を引くことが続くのも珍しくありません。

風邪を引くたびに抵抗力を付けています。あまり心配することは無いので、症状の変化に注意しながら見守りましょう。

 

風邪とアレルギーの違い

子供に多いアレルギー性鼻炎や気管支喘息。初期の軽いものだと風邪と見分けられない場合があります。両方がある場合も。簡単な目安として鼻水や痰の色を見ます。

  • 黄色っぽい: 風邪
  • 白く透明 : アレルギー

と考えられます。(一般的な場合で、必ずしもこのように分けられるわけではありません)

また、風邪はいずれ自然に治ります。なかなか良くならない、よくなったり悪くなったりを繰り返す場合は、アレルギーが疑われます。医師に相談し、判断を仰ぎましょう。

 

風邪の予防

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風邪を完全に防ぐことはできませんが、ウイルスが体に入ってこないように、手洗いやうがいの徹底、マスク等衛生面に気をつけると、かかりにくくすることは可能です。

健康であれば、ウイルスが体に侵入しても、免疫機能がしっかり働き、発病しないことも。

健康の基本は

  • 適度な栄養
  • 十分な睡眠と休息
  • 規則正しい生活

です。子供も大人も同じです。

 

まとめ

風邪は、本来体が持っている免疫力で自然に治ります。しかし、子供の風邪は、自分で適切な判断をすることは難しい。

親がしっかりと症状や変化する状況を捉え、見守ることが大切になってきます。病院に行くタイミングを捉えることも重要。

仕事をしながらの子育ては周りの理解や協力も大切ですが、特に夜勤のある看護師などの職業は、子供の風邪等、病気との付き合い方が大切。

風邪は怖がらず、普段から健康に注意する。これが一番大切です。

今の職場が子育てに適していないのであれば、転職を視野に入れることも一つの解決策です。

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