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性感染症(STD)にかかったかも…不倫の代償、クラミジアの検査が怖い

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婚活で相手を選ぶ条件の一つに、「身体の相性」を上げる人も増えていますが、ある意味理にかなったポイントかもしれません。

 

しかし、結婚を前提にしたお付き合いでも、必ず守ってほしいのが性感染症(STD)の予防です。性感染症にはいろいろ有りますが、近年増加の一途をたどっているのが、クラミジア感染症。無症状で感染に気付かずにいると、ピンポン感染を繰り返します。

 

クラミジア感染で浮気がバレ、取り返しのつかないことになることも。不倫の代償は計り知れず、大切なものを失うことにもなりかねません。

 

怖いクラミジア感染症の予防には、他の性感染症(STD)同様、コンドームの使用が必須で、万一感染した場合は、パートナーと一緒に治療が必要です。

 

 

浮気・不倫の代償

クラミジア感染症はピンポン感染します。なので場合によっては人間関係にひびが入りかねない状況におちいることも、少なくありません。

 

女性が感染しているのに、男性は感染していない、と言ったケースがよくあるのです。

 

結婚間近に浮気して、クラミジア感染

一度だけ、結婚相手以外の男性と関係をもってしまい、浮気相手から「クラミジア感染症をうつしたかもしれない」という連絡を受けたA子さん。

 

2重のショックを受けたA子さんは、症状はなかったのですが、念のためクラミジアの検査をしたら、感染していた…

 

結婚相手に浮気がバレたらと思うと、頭が真っ白になってしまったそうです。カレに何らかの理由を付けて、クラミジアの検査をしてもらったとして、万一感染していなかったら。

 

結果が怖くて、カレとの距離もおきがちになり、関係がギクシャクして結局カレとは別れてしまいました。

 

 

そもそも浮気相手が、なぜわざわざクラミジア感染の連絡をしてきたのか、部外者である私にはわかりませんが、もし、もしもですよ、浮気をするなら性感染症(STD)の予防は絶対にしなければいけません。

 

クラミジア感染で不倫がバレ、離婚に至ったケースも少なくありません。

 

 

クラミジアとは

クラミジアに感染しているのが多いのは、10~20代の若年層で、どちらかと言うと女性に多く見られます。関係をもつ機会が増えているのも、要因なのかもしれません。

 

クラミジアとは、「原虫」と呼ばれる生き物で、細胞に入り込み様々な症状を引き起こします。

 

 

男女別の感染経路・症状

クラミジアに限らず性感染症(STD)は、行為によって感染します。

 

男性の感染経路

  • 尿道から侵入

 

クラミジアの症状、男性の場合

  • 尿道炎が起こり、排尿時に痛みが有ったり、白又は黄色の分泌物が出る場合が多い
  • 自分で異常に気づきやすい

 

 

女性の感染経路

  • 子宮の入り口から侵入
  • 子宮頸部、子宮体部、卵管、さらに卵管から出てお腹のなか(骨盤腔内)へと、上に向かって感染

 

クラミジアの症状、女性の場合

  • 最初はほとんど無症状
  • 下腹部痛などの症状が出た時は、子宮や卵管などが炎症をおこしている
  • 恥骨の内側、左右の足の付け根付近のお腹の痛みが多い

 

無症状の期間があり、その間に感染に気付かず、相手にうつしてしまっていることも多いのが、クラミジア感染症の怖さの一つです。

 

 

クラミジアの検査

女性は2つの検査をします。

 

培養

子宮頸部の内側を、綿棒のようなものでこすって、粘液を採取、培養して調べます。

診察台で子宮口を見るための、小さな危惧を挿入しますが、痛くはなく5分ほどで終了。

 

血液検査

クラミジアは身体にとって異物なので、感染していると抗体ができます。これが血液の中にあるかどうかを調べます。

 

結果が出るまで2週間ほど

現在は治っているけれど、少し前に感染していた場合は、抗体が出てしまうので、状態により培養検査と血液検査を使い分ける必要があり、結果は2週間ほどででます。

 

不倫の修羅場

クラミジアの症状が女性にでて、男性側の検査で、感染していないという結果がでた場合、女性の浮気が問題となり、不倫の修羅場が待っているかも。

 

しかし、これは実際にはよくあることなのです。クラミジアは性感染症ですが、関係を持ったからといって100%感染するとは限りません。

 

また身体の構造上で、男性はクラミジアが尿道に侵入しても、排尿でながれてしまい、感染していないこともあります。

 

男性は感染していないケースもある

さらにクラミジアの検査は、尿検査と尿道の中の粘液を採取して培養する検査があるのですが、尿検査だけで済ませる場合が多いので、クラミジアが見つからないケースもあるのです。

 

男性が感染していない、という結果がでても、女性が浮気をした証拠でなく、単に検査の結果にでなかっただけの場合もあります。

 

いずれにせよ、カップルで一緒に薬を飲んで治療することが、完治のポイント。

 

 

治療方法と注意すること

治療は抗菌剤の服薬となります。2週間ほどで退治でき、現在は3日服薬すると1週間程効き目が持続するような薬もあり、治療の負担は少なくなってきています。

 

日常生活は基本的に普通にして大丈夫です。しかし、医師から治ったと言われるまでは、人に移す可能性があるので、行為は慎むか、コンドームの利用が必要です。

 

相手と一緒に治療が必要

クラミジア感染症の治療で大切な事は、相手と一緒に薬を飲むことです。一方が治っても、一方が感染していればピンポン感染で、いつまでも治りません。

 

クラミジア感染症に感染した場合は、必ず相手にも検査、治療を開始してもらうことが重要です。

 

治療をしないと…

卵管狭窄や子宮外妊娠、不妊症の原因などになります。また、他の性感染症にかかる危険性も高くなります。エイズでは、感染する危険率はおよそ3~5倍にも増えます。

 

クラミジア感染症は早く見つけて、早く治すことが大切。

 

クラミジア感染症で卵管が炎症を起こすと、水や膿がたまることがあります。また、クラミジアがお腹の中に達すると、卵管が腸の膜やお腹の皮に癒着することもあり、卵管は柔軟に動けなくなってしまう。

 

一度卵管が閉じてしまうと、手術で治療するしかありません。

 

卵管って何?

子宮の左右から細い腕を伸ばし、お腹の中を柔軟に動きならが、排卵された卵をイソギンチャクのような先端(卵管采)で捕まえて、子宮の方向に運ぶ働きをしています。

 

 

まとめ

主な性感染症には、性器ヘルペス、尖圭コンジローマ、トリコモナス膣炎、淋病、梅毒などがあります。

 

目立った増減はなく、淋病や梅毒は少なくなっていますが、クラミジア感染症は増加の一途をたどっています。

 

性感染症(STD)の予防には、コンドームが必須。万一クラミジアに感染してしまったら、ピンポン感染を防ぐため、相手と一緒に治療をすることが重要です。

 

放置すると子宮外妊娠、不妊症などの原因にもなり、他の性感染症に感染する危険が大きくなります。治療は服薬で2週間ほどで治るので、早く見つけて早く治すことが重要です。

 

 

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