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キミの瞳は○万ボルト!目がおかしい時にチェックする目の病気の種類

加齢とともに物が二重に見えたりかすむといったことも増えてきますが、目の病気が原因かも。早期発見、治療のためにも、目がおかしいと思った時に知っておきたい、日常生活では気づきにくい目の病気の種類をお伝えします。

キミの瞳は○万ボルト!目がおかしい時にチェックする目の病気の種類早期発見、治療が大切

目がおかしい~見え方の異常

人間は情報の約80%を目(視覚)から得ているといわれています。たくさんの情報を得るために日々酷使されますから、歳を重ねるごとに衰えてしまいます。

おなじみの「えんきん」の調節のしぐさでもわかるように、若いころと同じように見ることはできなくなりますし、日常生活にも様々な影響が出てきますが、病気が原因のことも少なくありません。

見え方に異常がないかどうかに注意することも大切。若い頃とはまた違った○万ボルトの瞳を守りましょう!

 

見え方の異常からわかる眼の病気の種類

物が二重に見える、かすむ、まぶしい、虫のようなものが見える、等「目がおかしい」と感じた時に、病気の疑いがある場合は早めの受診が勧められます。

疑われる病気は様々ですが、中高年に多いのは

  • 白内障
  • 緑内障
  • 加齢黄班変性

の3つです。

まず以下でお伝えする、目の病気が疑われる症状をチェックし、該当するものがある場合は一度眼科を受診してください。

見え方の質が低下すると、生活の質も低下します。目がおかしいのは老化のせいだから仕方がない、と諦めず見え方の質を改善したり、病気が隠れていないかどうかも確認することが大切です。

目の病気が疑われる主な症状

遠近のピントがあわなくなる

症状疑われる病気
みえにくい 
視力が落ちた
白内障
緑内障
老眼・屈折異常(ピントがあわせにくくなる)
黄斑円孔(視力と関わりの深い黄斑部に孔があく)
などの可能性
視野が狭くなった 緑内障(視神経が傷害されて起こる) の可能性
視野が欠ける 緑内障
網膜剥離(網膜がはがれる) などの可能性
視界に何かがちらつく 飛蚊症(生理的なものと考えられる)
硝子体出血(網膜の障害によって起こる)
などの可能性
光がにじんで見える 急性緑内障発作(眼球の内側から外側にかかる圧力が急激に上昇することで起こる)で多く見られる
チカチカする光がだんだん大きくなる 偏頭痛の前触れとして現れることがある
光が無い場所で光が見える 網膜裂孔(目に入ってきた光が像を結ぶ網膜に孔が開く)などの可能性
眩しく感じる 白内障 眼瞼痙攣(まぶたの開閉がうまくできなくなる)などで多く見られる
突然物が見えにくくなった 網膜動脈閉塞症
網膜静脈閉塞症
網膜剥離
糖尿病網膜症
と言った網膜の病気で多く見られる
視神経の炎症
脳の病気 などでも起こることがある
中心部が暗く見える
物がゆがんで見える
左右の目で物の大きさが違って見える
加齢黄斑変性等、黄斑部の病気で多く見られる
二重に見える 白内障
パセドウ病(甲状腺ホルモンの分泌が過剰になる)
などの可能性がある
脳の病気
糖尿病 でも起こる

3つの目の病気の特徴

白内障 

  • 水晶体(目の中でカメラのレンズの役割を果たしています)が濁り、目のかすみや視力低下が起こります。 
  • 白内障の原因の9割以上が加齢に伴って起こります。ただし症状の程度には個人差があり、すべての人に視力障害が起こるとは限りません。

緑内障 

  • 目に入ってきた光を脳に伝えるのに、重要な役割を果たす視神経が障害され、視野が狭くなります。 
  • 初期~中期は症状を自覚しにくく、適切な治療を受けないと視神経の障がいが進んで、失明する場合もあります。
  • 生後に失明する中途失明の原因として最も多い病気です。

加齢黄班変性 

  • 網膜(目に入ってきた光が像を結ぶ)の中央にある黄班部が障害され、物がゆがんで見えたり、中心部分が暗く見えたりします。
  • 50歳以上の男性に多くみられます。

目の病気以外の原因とその症状

  • 糖尿病 網膜が傷害されて視力が低下
  • 脳梗塞・脳腫瘍等脳の病気 物が二重に見える

見え方のチェックは、目の病気だけでなく、全身の病気の発見にも役立ちます。

生活の質を維持するために

適切な視力矯正をする

見えにくい、物が二重に見えるなど目がおかしいと、見え方の質が低下するだけでなく、生活の質にも影響します。老眼などが原因の場合は、正しいメガネで視力の矯正をしましょう。

目の病気を早期に発見し治療することで、見え方の質の低下を防ぐことが可能です。又結果的に生活の質を維持していくことにもつながります。

目がおかしいのは目の老化だからと諦めず、病気がないかもチェックするようにしましょう。

まとめ

目の病気の検査法や治療法は、近年とても進歩しています。気になる症状があったり生活に支障があったりする場合は、早めに受診して適切な治療を受けましょう。

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参考:目の病気 日本眼科学会