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家庭内の不慮の事故で外傷!応急処置と救急車を呼ぶべき3つの目安

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不慮の事故の死亡発生場所の約4割は家庭内で起きています。

 

家庭内で事故がおきて外傷がある場合、救急車を呼ぶべきか様子を見るべきか、目安になるのは、「意識、呼吸、脈」の3つ。これらを確認して重症度を判断します。

 

 

救急車を呼ぶべきかどうか迷った時の判断の目安

家庭内の不慮の事故でけが人がでた場合、家で様子を見たほうが良いのか、救急車を呼ぶべきか判断に迷うことがあります。

 

このようなときには「意識、呼吸、脈」の3つを確認して重症度を判断して、救急車を呼ぶかどうか、判断の目安にします。

 

意識があるか

まず第一に確かめるのが、「意識があるかどうか」です。

 

大声で呼びかけて反応を見る ▷意識が有れば、応えたり、目を明けたりする

反応がない場合 ▷手のひらで頬を叩いたり、腕や頬をつねる(痛覚刺激を与える)

*この時、身体を揺すってはいけません。

 

痛覚刺激を与えても反応が無いときは、意識喪失状態です。至急救急車を!

 

 

呼吸の確認

意識があるときは、呼吸や脈を確認します。

 

呼吸の有無は、鼻から息がでているかと胸の上下運動があるかどうかで判断します。耳を鼻の穴(鼻孔)に近づけながら、胸の動きもみましょう。

 

脈のリズムが乱れていたり、脈拍が早い場合も、重症と判断します。すぐに救急車を呼びます。

 

 

脈の確認

手首で脈が触れなくなった時は、重症と判断してください。救急車を呼びます。

 

 

家庭内で出来る応急処置

意識がない場合は、仰向けにするのはできるだけ避けます。外傷のある部分を上にして、身体を横向きに寝かせます。

 

嘔吐物が口から期間に入り、窒息する危険を避けるためです。

 

シムズ体位(昏睡体位)

横向きの姿勢はシムズ体位にします。下側の手足を伸ばし、上側の肘や膝を曲げます。枕などをあてがうことも忘れずに。(この体位が最も楽な姿勢です)

 

シムズ体位が取理にくい場合は、患部を上、身体を横に向かせ、頭に枕をあてます。

 

顔・胸の外傷でも嘔吐物が有れば、身体は横にむけます。

 

外傷で出血している場合は止血

外傷で出欠もあるときは、意識や呼吸を確認すると同時に、「止血」も至急する必要があります。軽症でも止血できないと出血が止まらずに症状が悪化するからです。

 

軽度の出血なら、滅菌ガーゼやキレイなタオルを出血部にあて、手でちょと圧迫します。

 

止血に脱脂綿や輪ゴムなどは厳禁です。可能や感染、神経障害などの可能性もあります。止血処置をした後は、必ず、20~30分に一度、止血の包帯などを少しゆるめ、血流を戻します。

 

出血量の確認

止血とともに、「出血量による重症度の確認」も必要です。特に意識の状態や顔色のチェックた大切。

 

うわ言を言っていたり、顔色が青白くなったり、呼びかけても反応が鈍い時は、中等症の出血です。直ちに救急車を呼びます。

 

意識がある程度しっかりしているときは、あわてずに応急処置をして、病院へ連れて行きましょう。

 

高齢者は同じ症状でも若い人よりも重症であることが多いです。特に注意を払いましょう。

 

近年家庭内で事故による外傷が増えているのは、核家族化、高齢化で人の目が行き届かなくなり、高齢者や子どもの事故が起こりやすい状況が多くなっていることもあるようです

 

骨折は添え木で固定

骨折した場合の基本的な処置は、添え木をあてて患部を固定すること。手当が終わったらすぐに整形外科を受診します。

 

骨折かどうか迷っても、可能性がある場合は同じように対処します。

 

家庭では、傘や座布団などを添え木の代用にしても良いでしょう。片方の脚の骨折の場合は、骨折していない方の脚を添え木代わりにもできます。

 

背骨や腰骨が骨折していると思われる場合は、無理に動かさず、救急車を呼んでください。

 

骨折の処置よりも、意識と呼吸、脈の確認、出血していれば止血が先です。

 

やけどをしたら

やけどをした時は、水道水で冷やすことが重要。アロエなどを塗ってはいけません。最近に感染して、症状を悪化させる可能性があります。

 

服の上からやけどをした場合、無理に脱がさずに服の上から冷やします。患部の皮膚が吹くと一緒に剥がれて細菌が侵入しやすくなります。

 

広範囲にやけどをした場合は、すぐ救急車です。           

 

 

まとめ

交通事故以外の不慮の事故で亡くなった場所のうち約4割が家庭内。階段からの転落や転倒、風呂場での溺死、溺水、異物を飲み込んでの窒息死などが多いです。

 

家庭内の不慮の事故で外傷がある場合、救急車をすぐに呼ぶべきかどうか判断に迷う時も有ります。

脈の確認、出血している場合は止血など、迅速な判断と応急処置について、知識を持っていることも大切です。

 

 

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