健康と日々の徒然~Anのひとりごと

心と体の健康を大切にしたい方へ贈るひとりごと

あせも対策やとびひ治療!夏の子供の肌トラブル対処法

汗をかく季節に子供に多い皮膚トラブル。あせもや水いぼ、とびひなどが心配な季節です。今回は虫刺されやかゆみ皮膚トラブルの一般的な対処法を簡単なQ&Aにしました。こんな時はどうするの?と思ったら参考にしてください。f:id:lady-jhones:20160617000022p:plain

暑くなると多い皮膚トラブルは?

 

Q 夏になると多くなる子供の皮膚トラブルには、どんなものがありますか

 

とびひ、水いぼ、あせもです。虫刺されもトラブルのもとになります

 

学校や保育所、幼稚園などのプール利用を制限される場合もあります。見つけた時は適切な対処を行って、皆と一緒に楽しく過ごせるようにしてあげましょう。

 

とびひ、水いぼ、あせもの症状と対処法

それぞれどんな症状で、原因は何か、対処法はどうしたら良いのかをまとめました

 

とびひ

 

湿疹などで荒れた皮膚の内部に細菌が感染して、赤みや水泡が生じます 
感染力が強く、病気が皮膚のあちこちに飛んで行くので「とびひ」といわれています
患部をかいた手で他の部分をかくととそこにも感染がおこります

 

Q 対処法はどうすればよいですか

 

 

とびひが疑われる場合は、早めに小児科や皮膚科を受診します 
原因は細菌感染なので、抗生物質の入った飲み薬と塗り薬の併用が必要です

 

水いぼ

 

皮膚にブツブツした小さい水疱ができます 
水泡が潰れ中の液体が周囲に広がるとそこに新たな水泡ができます

 

Q とびひとどう違うのですか?受診は必要ですか?

 

広がり方はとびひと似ていますが、水いぼはかゆみや赤みがないのが特徴です 
自然に治るので基本的に治療は必要ありません

 

治るまでに3ヵ月~1年ほどかかります。夏場は皮膚の露出が多いので水いぼは増えやすく、心配かもしれませんね。

皮膚科では特殊なピンセットでつまみとったり、化学薬品で焼いたりする治療が行われることもあります。どちらも痛みがありますが、早く治したいときは相談しましょう。

プールの水では感染しませんが、肌が接触したり、タオルの共有などでうつることがあります。

保育園、幼稚園、学校などでは、治療が終わらないとプールに入れないこともあります。

 

あせも

 

汗による刺激で起こる湿疹です。
汗をかきやすい首のまわり、おでこ、脇の下などに赤みやかゆみが生じます。
全身に汗をかく赤ちゃんは、おむつのあたっている部分以外にも、身体中にできることもあります。

 

Q 汗を洗ってきれいにしていればあせもはできませんか

 

洗い過ぎは逆効果です 
汗をかいたらこまめに拭き取り、保湿剤を塗ることが悪化の予防になります 
赤みやかゆみがひどい場合は小児科や皮膚科を受診します

 

保湿剤はサラッとしたクリームタイプがお勧めです。多くの場合家庭でケアができますが、医療機関に相談したほうが良い場合もあります。

大人でも悩まされることのあるあせも。クールビズとはいえ、外回りでスーツを着なければいけない人は背中にあせもがびっしり!ということもあります。(文章を書いただけで体がゾゾっと反応しちゃいました。わお)

 

かゆみが強い時

 

Q かゆみが強い時は、どんなことに注意したら良いですか

 

皮膚を傷つけないように、手の指の爪は短く切っておきます 
かゆみ止めの塗り薬、飲み薬の併用も効果的

 

爪が伸びていると皮膚を傷つけやすく、かくと余計にかゆくなったり、爪の中の細菌が皮膚に入り込み、とびひの原因になったりします。

塗り薬や飲み薬は、最近は眠気などの副作用が少なく、小さな子供でも使える薬もあります。小児科や皮膚科で相談しましょう。

 

肌トラブルの予防

暑くなると皮膚トラブルが多くなるのは、汗をかくことが主な原因。

汗自体に皮膚を守る働きがあることもわかってきましたが、汗が刺激となって湿疹、あせもの悪化や、とびひ、水いぼの増加につながりやすくなります。

 

予防するには

 

Q 予防するには、どんなことに気をつければ良いですか

 

汗をかいたらこまめに、優しく拭き取る 
シャワーで軽く流す 
清潔にしたら汗と一緒に取れてしまった保湿成分を補うようにします

 

慢性の湿疹やアトピー性皮膚炎がある場合は、皮膚トラブルが起きやすいので、普段のケアもきちんと行い、皮膚を正常な状態に保つことが大切です。

 

虫刺され

基本的に虫刺されは自然に治りますが、小さな子供の場合、蚊に刺されただけでも真っ赤に腫れ上がるなど、大人に比べて虫刺されに対する反応が、強く出ることもあります(「小児ストロフルス」)。

毛虫(チャドクガ)に刺された場合は、痛かゆい小さな発赤が密集してでき、夜も眠れないほどのかゆみになることも。

 

Q 虫刺されが腫れてかゆがっています。市販の塗り薬でも良いですか

 

い虫刺されの場合は、市販のかゆみ止めの塗り薬で様子を見ます 
腫れがひどい、痒みが強い等の場合は、皮膚科や小児科を受診し、飲み薬や塗り薬、場合によってはステロイド軟膏を処方してもらいます

 

 

蚊が媒介する感染症

かつては蚊が媒介する感染症といえば、日本脳炎でしたが近年デング熱、ジカウイルス感染症(ジカ熱)なども問題となっています。

どのような感染症があるのか、知識を持っていても損ではありませんので、一度目を通しておくと良いと思います。

参考: 主な蚊媒介感染症 東京都感染症情報センター

 

まとめ~夏の皮膚トラブルはまず予防を

汗をかく季節は、大人でも皮膚トラブルは多くなります。まして汗びっしょりで元気に駆けまわる子どもたちは、あせも、水いぼ、とびひなどが心配な季節です。

予防には汗の対処法が一番大切。とびひが疑われる場合や、はれ、かゆみがひどい場合は医療機関を受診して、飲み薬や塗り薬を処方してもらいます。

皮膚のトラブルは予防で可能な限り避け、軽いうちに対処してしまえるようにしてあげましょう。

「Anのひとりごと」~今日も1ページ

 

看護師さんの情報サイトに当ブログのお団子アレンジ5選の記事が掲載されました。

www.nurse-diaries.com

看護師さんなら大抵はご存知の、「嫁は看護師」ブログさんの後に紹介されていて、恐縮しています…(ブログを始めた頃の記事で、今読み返すと穴があったら入りたい。そういえばカテゴリが日常-生活となっていますが、看護師-悩みのほうがよかったかも

看護師のヘアスタイルには仕事上の制約で、あまりバリエーションがありません。そんななかでいかにオシャレをするか、が女子こころを燃えさせるんですよね(笑)

紹介していただいたのはこちら、ナースときどき女子さんの特集記事です。

kango-oshigoto.jp