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子どもの性器いじりは自慰行為?幼児自慰に悩むママへ心配ありません

 

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小児科の看護師は、お子さんの自慰行為に悩むお母さんをよく見かけます。特に初めてのお子さんが男の子で、自身にも兄弟がいない母親は、どう対処したら良いのかわからず、かと言ってママ友に尋ねるのも恥ずかしい…

 

幼児自慰は、男の子だけでなく、女の子にも見られる行為ですが、不安などが原因で起こることが多いです。性的な興味とは無関係で、そちらの方面の心配はありませんが、自分の性器に執着しすぎるのも困ります。まれにいわゆる自慰行為と思われる行動をとることも有ります。幼児自慰の原因、その対処法です。

 

 

幼児自慰は自然に治ることが多い

幼児自慰は、早すぎた断乳や、親とのスキンシップがうまく取れていない、などが原因で、何か不安なことが続いたりした時に、起こりやすい症状です。原因を取り除けば自然と治るので、思い当たる原因をまず考えてみましょう。

 

親にしてみればすぐに辞めさせたいと思いますが、見かけた時に注意すると、隠れてするようになったり、劣等感や性への偏見を持ってしまうこともあるようです。

 

以下では自慰行為が続いていた男の子と、女の子への対処例を載せました。

 

 

性器いじりが頻繁な6歳の男の子

半年ほど前から性器を異常に気にして、包皮をめくったり持ち上げたり、指を入れたりする行為が頻繁になってきた6歳の男の子。「バイキンが入るから、あまりいじらないように」と言っても辞めません。ズボンもずり下がりだらしないし、トイレも近く落ち着きもない。

 

汚い手や伸びた爪で性器いじりをすると、バイキンが入って炎症を起こしたりすることもあると思い、爪はよく切るように気をつけているとのことでした。

 

一種の癖のようなもの

半年ほど前から続いている、ということは一種の癖のようなものでしょう。自分の性器に興味を持っていますが、性的な興味では無いと思われます。

 

問題は自分の性器に執着しすぎて、辞められないこと。なぜそのような原因が起こっているのか、日常生活で何か問題がないか、を考えてみます。

  • 親子関係
  • 友達や幼稚園での先生との関わり

 

親子関係

母子関係、父子関係はどうですか。親がいつも注意し、促すような言葉かけが多かったり、叱ってばかりいないでしょうか。親子が一緒になって、思い切り遊ぶ機会も必要です。

スキンシップを始め、親子が一緒の楽しく関わる遊びなどの時間を積極的に作ることが大切。

 

 

友達や、幼稚園の先生との関わり

集団の場でいきいきとしていますか。いじめがあったり、担任の先生とうまくコミュニケーションが取れていなかったりはしないでしょうか。

毎朝元気に楽しく通園していれば、まず心配はありませんが、登園をぐずったりすることがある場合は、子供同士、先生との関わりについて見なおす必要があるでしょう。

 

 

炎症や湿疹などがないか確認

頻繁に性器いじりをしていると、軽いキズがついたり、湿疹ができたりすることもあります。お風呂あがりによく見てあげましょう。炎症や湿疹ができている場合は、充血して周囲より赤くなっています。

 

このような場合は、皮膚科で適切な軟膏を処方してもらい、治療したほうが良いでしょう。局所の炎症による痒みで、性器への意識の固着が生じることもあるからです。また、爪で局所を傷つけないよう、手指の爪をよく切っておくのは良いことです。

 

 

断乳から幼児自慰を始めた2歳の女の子

断乳のストレスが原因と思われる自慰行為が始まりました。布団でうつ伏せになり腰を動かします。呼吸が荒くなり、顔も紅潮して汗をかく。最初は寝る時だけだったのが、気が付くと自慰行為をしています。

 

絵本を読んだりして気を紛らわせても、すぐに自慰行為、やめるよう怒ったり、「一緒に寝ない」といったことで、本人もいけないことという、恐怖感を持ってしまったようです。

 

断乳は子どもが決めること

育児書などを見ると、「~頃までに断乳をしましょう」とよく書かれていますが、断乳する時期は本人が決める、と考えると楽になります。小学校に上がるまで(あがっても)お乳を吸っていた子もいます。

 

このケースでは、断乳の時期が早すぎたため、寂しさなどを紛らわせるための幼児自慰と思われます。小さな子どもに取って、おっぱいは生命をつなぐ食でもあり、心の支えでもあるんです。それが突然無くなった。訳の分からない恐怖が、自慰行為に向かっていると考えられます。

 

泣いたり叫んだりして、まだおっぱいが欲しい、といえる子は良いのですが、一見聞き分けの良い子でも、不安が強く、自己顕示欲が弱いと、SOSが出せずにいることで自慰行為が起こる、と考えてみてください。

 

お母さんがお子さんを安心させてあげることが一番。まずは、「おっぱいが好きなのね、安心なのね、大丈夫だよ」と安心させてあげることで、自慰行為を忘れていくはずです。

 

断乳の時期

断乳が送れると、虫歯になりやすいなどのデメリットもありますが、おっぱいと別れる時期をお子さんの意見も聞きながら決めてあげましょう。会話をしてお子さんの気持ちを受け止めてあげることが大切です。

 

自慰行為をやめさせるのに、頭がいっぱいな状況だと思いますが、「まだおっぱいと仲良くしたいのね、じゃあ、いつまでにしようかな、一緒にかんがえようね」と気楽に考えてみましょう。

 

 

保育士さんにお聞きした所、自慰行為をするお子さんの行動を見ると

  • 友達に嫌なことをされた時
  • 自分の気持ちや意見などがうまく伝えられなかった時
  • お昼寝の時間に眠くないのに、布団で静かに指定なければいけない時

などに多いそうです。

 

 

性的な興奮

上記の女児のように、衣類の上から柱や椅子に性器をこすりつけたり、うつ伏せになって両足を閉じ、布団に性器をこすりつけたりという動作が見られることもあります。

 

叱ってやめさせるのではなく、お子さんの日常での親や友達、先生などとの関わりを見直して、いきいきと楽しく毎日を過ごせるようにしてあげましょう。

 

 

まとめ

幼児自慰はさほど珍しいことではないので、深刻に悩まなくて大丈夫です。幼児自慰は様々な不安から自分を守るための、自衛本能の行為だともいえます。

 

自慰行為がある場合は特に親子関係に問題がないか、お子さんとの関わり方を見なおしてみてください。友達や先生との関わりで何か不安を抱えている場合もあります。

 

幼児自慰をやめさせるには、叱るのではなく、お子さんがいきいきと楽しく過ごせるように、特に親がお子さんを暖かく包み込むように見守って上げることが大切です。

 

 

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