知る人ぞ知る、熊谷秀萬で久しぶりに女子会!レポです。熊谷秀萬は昼飲みで有名な赤羽まるます屋のような大衆居酒屋ですが、店構えやチープさなどちょっと他にないお店です。
秀萬は熊谷駅から徒歩3~4分ほど
高崎線熊谷駅に降り立ったのは18時24分。ホームには回送のやまどりが停車中でしたので、まずパチリ。
最近豪華列車が次々と運行を開始し話題になっていますが、17日に一番列車が大阪駅を出発した瑞風は、なんと一泊二日、または二泊三日で25万~120万!
とても庶民には乗れない値段です。が、引く手あまたで切符を取るのは至難の技らしい。一番列車は最高67倍の抽選だったそうです。格差社会を妙に感じてしまう話題でしたね。と、そんなことをちらっと考えながらやまどりを横目に見て駅をあとにしました。
行きは北口からでました。写真ではわかりませんが、駅から出るときに何やら白い煙が…なんだろう、と一瞬思いましたが、熊谷は「暑い」ことでも有名です。そう、暑さ対策に天井からミストが噴出していたのでした。
ロータリーの信号を右に折れ餃子の王将を通り過ぎて、セブンイレブンの角を左に曲がります。すると程なく左側に秀萬の大きな看板が。
*東口(ティアラ口):ティアラ21から駅への連絡通路があります。こちらの方が雨の日なども便利です。(改札をでたら東京方面に戻る通路を進むと、ティアラ21を通りぬけて出口に。王将の前辺りにでます。)
秀萬の入り口と座敷
入り口がまた独特。どうみても裏口でしょう、というところがいわば玄関なんです。初見さんでは、どこから入ったらよいか絶対悩む。奥の車の脇に入り口があります。
ここが入り口です。外から撮っています。
給食員さんのような白づくめの方(店員さんは皆このいでたちです)が、作業中(ここが会計場所)の狭い通路を通り抜け、左に曲がると、すぐに座敷がありすでに満員状態。
この脇をすり抜けて奥の狭い階段を上がると、また座敷があります。たしかめていませんが、おそらく一階が予約なし、二階が予約席でしょう。
ちなみに営業時間は17時~22時。開店と同時に満席になることが多いので、予約は必須。
二階はこんな感じ。圧倒的に男性客が多いです。ついたのが18時半過ぎでしたからどのグループもすでに盛り上がっていました。
座卓と白い座布団がズラッと並んでいるのですが、さながら格安で古い旅館の大広間、というイメージかなあ。
壁が光っているのがおわかりでしょうか。壁一面はなんとビニールで覆われています!(ヤニ対策でしょう、ということに。掃除の手間も省けますしね。)
一応冷房はついているのですが、なんせ人いきれで暑いこと暑いこと。それに、うるさい。秀萬に行くときは、その覚悟もしてからのほうが良いですよ。
メニューも独特
写真を取るのを忘れてしまいましたが、テーブルにはステンレスの灰皿と、プラスチックでしょうか、取り皿、それに使い捨ての醤油入れ皿がセットされています。
メニューも実にシンプル。マグロのさしみ、エビ焼き、ホタテ焼き、カニ、ハマグリ、鶏肉、(イカ焼きはイカ不足からなかった)などがメイン。
例のごとく写真を撮る前に食べちゃったものもありますが^^;食レポといきましょう。
カニはかなりしょっぱくて水っぽかったですが、居酒屋メニューならこんなものでしょう。あっという間に二皿分のカニが殻の山に。
ハマグリの酒蒸しも無造作に運ばれてきました。風情も何もありませんが、たらふく食べられます。(↓お見苦しいですが、食べたあとの残骸。コレが2皿!)
マグロのお刺身は、2cmぐらいの厚さ。豪快です。撮る前に食べちゃったので写真はなし。
鳥焼き、これもあっという間にお皿がからに… 柔らかくて美味しかったです。
エビ焼きは串焼きにしたエビが1皿2尾です。串がなかなか抜けず友人に取ってもらいました。この時点でカニ、エビを手づかみで食べていますからお絞り交換、手がカニまみれ、エビまみれ状態!
ホタテ焼きは1皿頼んだら1個しかなかったので、追加で4皿。最初の一皿は友人が食べましたので、写真を撮らず。でもって追加の4個がなかなか運ばれてこなくて、結局キャンセルしましたので写真なしとなりました。
店内行商?
秀萬名物が、時折店員さんが大きなアルミのお盆に乗せて売りに来る「店内行商」。うにの場合が多いですが、今回も箱入りのうにでした。1箱1200円なり。数が少ない時はすぐに売り切れてしまうことも。
我がグループは5人でしたが、初回に3箱、もう一度来たときに追加で2箱、計5箱のお買上げ。一人一箱ペロッ。(ちなみに他のグループは5、6人でも1箱みたい。)手前の緑色の物体は、わさび!
飲み会ではケチらない、食べたいものを食べたいだけ、が信条のグループなもので、値段は計算せずに食べちゃいます。
漬物です。すでに2本食べたあと。果たしてどんなものが出てくるかと思ったら、なんとまるごときゅうりが4本(縦に切れ目がありました)と大根の赤柴漬?まあ、場所が場所ですから、見た目は関係ない、ですね。
なぞのメニューを頼んでみた
まだ食べていないナゾのメニューも頼んでみよう!ということになり
- わかめ
- 健六(木の実)
- フカヒレ焼き
- ほととぎす巻
を注文。
わかめ、健六(木の実)はそのまんまでしたが…
ほととぎす巻は容器ごと。神奈川の名産品だそうで、甘味噌を赤しそで巻いたもの。暖かいご飯の友。という感じですね。
フカヒレ焼きには笑っちゃいました。というかどうみてもこれフカヒレではないですよ。味付けカワハギ!
まあ、好きなのでちぎって食べましたが、小鉢に1枚。というのがなんとも。日本酒にでもつけて飲むのでしょうか。
そうそう、最後に焼きおにぎりの行商が来ました。もう少し前にきたら食べたのにねえ。と言いながらこれはパス。
食べ続けている時はいくらでも入りますが、いったん落ち着いてしまうとお腹がいっぱいになってしまいますからね。
ちなみにずっと見ていたら、お盆いっぱいの大きな焼きおにぎり、完売していました。
おしゃれではないけれど、宴会好きならおすすめ
雰囲気を味わいたい方にはおすすめできませんが、気の合う仲間とワイワイ飲むならリーズナブルで豪快に食べられますので、是非。
秀萬は、殆どが男性客ですので、「そこそこ」の年代の女性グループなら、声がかかって楽しい思いもできるかもしれませんよ。(自己責任でね)
ちなみに今回のお会計は一人5,200円なり。とにかく食べまくりましたから秀萬の平均(3000円~3500円程度)よりかなりお高いと思います。(いつもよりアルコールが少なくてこの値段です。飲んだらどうなるか…)
しかし、注文したものがダブったり、来なかったりでキャンセルしたこともあり、会計時のチェックはきちんとしましたよ。食べなかったものにお代を払う必要はありませんから。そこはみんなクールです。
秀萬のやすさのヒミツ
秀萬の安さは 徹底したコスト削減からでしょう。とにかく見た目は無視。居酒屋というよりもせんべろに近い酒場、かな。
強いて言えば畳敷き、壁のある海の家のイメージかも。ウレタンに白いカバーの座布団、長座卓もチープさ満開。
食器類はプラスチック、醤油入れは使い捨て。料理を運んでくるお盆は使い古し感たっぷりのコレ。
壁は一面ビニール張りで掃除にかかる手間も楽そうですし、メニュー自体が品数が少なくシンプル。海鮮を生、焼く、蒸すが主体で唯一手間がかかっていそうなのが鳥焼きでしょうか。あとは「スーパーで買ってきました」というような、そのまんまで提供されるもの。
話の種にしようと思うなら何事も経験ですが、このようなお店に免疫のない方が、人気店だからと足を向けるならくれぐれも覚悟してお出かけください。
秀萬名物、お土産
秀萬名物はまだあります。それはお土産。何故か会計を済ませると最後におみやげがあるのです。前回はりんごでした(皆でわけて一人3、4個)今回は…
お店の入り口の写真、よく見てください。店員さんの前に積んであるダンボールがあるでしょ?箱には「一平ちゃん」の文字が。はい、コレです。
今回のお土産はこの一平ちゃん。ケースごと(12個入り)もらいましたので、一人2、3個ずつです。帰りの電車の中で記念写真をパチリ。
そうだ!名物店員さんもいらっしゃいます。とにかく動きがめちゃくちゃ細かく速い!
まとめ
今回も楽しい女子会でした。気の合う仲間がいて食べることが好きなら、こういったお店もいいですよ。むしろこういうお店もおしゃれなお店も、何の違和感なく一緒に楽しめる仲間がいることに感謝です。
熊谷で飲める範囲の方、是非一度体験してみてください。お店のホームページはありませんので、店舗情報を載せておきます。(食べログやぐるなびでも基本情報は載っています)
秀萬(ひでまん) | |
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電話 | 048-523-3443 |
住所 | 〒360-0037 熊谷市筑波3-171 |
営業時間 | 17時~22時 |
アクセス | JR高崎線熊谷駅 東(ティアラ)口徒歩3分 |
「Anのひとりごと」~今日も1ページ
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