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ナースほど誇れる仕事はありません

ナースダイアリー・超忙しい看護師のひとりごと

おやじはつらいよ…おやじくさいと自分の加齢臭に悩むようになったら

おやじくさいとは、若い人がおやじのような仕草をする、という意味もあります。今回は、ズバリ、家族にも嫌われるおやじのにおい、自分の加齢臭にナーバスになって悩める男性に、加齢臭の原因、対策についてお伝えします。

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加齢臭とは

加齢臭、という言葉が流行り始めたきっかけは、資生堂と高砂香料工業が共同研究のなかで、おっさんの臭い、中高年独特の体臭として、加齢臭の原因物質「ノネナール」を特定し、発生メカニズムを発見したことです。

ノネナールとは、不飽和アルデヒドの一種で、40歳をすぎたいわゆるおっさんと呼ばれる頃から発生し始めます。中高年になるとパルミトオレイン酸という脂肪酸が増加を始め、皮膚の過酸化脂質と常在菌によって分解されてのノネナールに変化します。

加齢臭自体は、いわゆる老人臭であり、自然なにおいで、本来なら忌み嫌われるようなものでもなく、加齢臭対策を特段する必要も見当たらないのですが…

女性主導の清潔志向社会では、おっさんの臭いは排除されるべきにおいとして位置づけられている感があります。

 

加齢臭はおやじ、おっさんだけのにおい?

加齢臭はおやじの専売特許のように言われていますが、男女ともに起こる現象です。なのにおばんくさいとは言われないのは、現代の清潔志向の社会は女性が主導しており、その中ではおやじと呼ばれる中高年男性が、極めて弱い立場に立たされているからでしょう。

自分の加齢臭に悩む男性や家族が多いのは、加齢臭対策グッズ、サプリ、シャンプー、石鹸などの売れ行きが伸びていることが物語っています。

おやじくさい、においが嫌と言われて

家族が加齢臭対策グッズを購入し、使って欲しいと言われて初めて、自分がおやじくさいことに気づく人もいます。

洗濯も家族とは別にされる、特に娘が父親のにおいを嫌がるようになって、がっくりしてしまうお父さんは多いです。娘が父親のにおいを臭いと嫌うのには、遺伝学的にまた別の意味もあるのですが、おやじくさいにおいは、とにかく家族から嫌われる運命にあります。

確かに中高年の部屋からは独特のにおいが漂ってきます。しかし、若い男性の部屋もかなり男臭いのですが、「臭い!!」と言われても、こちらはさほど嫌がられません。この待遇の差はなんだ!と息巻く中年男性も多いです。これには老人と若い人が触れ合う機会が希薄になっている、現代社会の特性もあるのかもしれません。

核家族化も背景か

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加齢臭が嫌われる背景には、核家族化で老人との接触が減少していることも関係あるのではないでしょうか。

老人臭は自然なにおいです。以前は自分のおじいちゃん、おばあちゃんだけでなく、高齢者が身近にいて、触れ合うことは一般的な環境でした。老人のにおいとして自然に受け入れていたのです。

しかし現代は肉親であっても高齢者と触れ合うことはまれです。普段慣れていないので、老人特有のにおいが異質なもの、嫌なにおいと認識されてしまうようになったともいえます。その延長で父親や中高年男性の加齢臭を、異質なものとして受け入れられないのかもしれません。

 

加齢臭予防対策

世の中は加齢臭対策グッズで溢れています。加齢臭を予防するための情報もたくさんあります。皮膚や下着を清潔に保つ、栄養面からのアドバイスも。高タンパク質や高脂質の食べ物は控える、野菜や果物をしっかり食べるなどです。

食事に関しては生活習慣病の予防にもつながるので、歓迎すべきではあるのですが、あまりにも清潔志向であるのは、かえって危険なこともあるのではと危惧される場合もあります。

加齢臭自体は病気でもなんでもありません。年を取れば自然に起こる現象の一つに過ぎません。おっさんの臭いは嫌な匂い、と排除する前にそのことを考えて見る必要はあるのではないでしょうか。

嫌な匂いランキング、堂々の2位!

加齢臭自体は、何度も言いますが加齢によって起こる自然なにおいです。便や汗、足のにおいなどの強い匂いとは違いますが、今や加齢臭は、口臭についで嫌なにおいランキング2位であるというアンケート結果もあるようです。

においは記憶と深く結びついています。小さい頃に祖父母と触れ合った経験が有れば、加齢臭に嫌悪感を感じることはないでしょう。しかし、現代は高齢者と接することがなく子供時代を過ごすのが一般的な社会です。

自分の父親が高齢になった時、娘は今まで出会ったことのないにおいに困惑し、嫌な匂いとして遠ざけようとするのでしょう。

欧米ではそもそも体臭が強いため、加齢臭という概念そのものがないし、インドネシアでは加齢臭と同じ成分のにおいを、お父さんのにおいとして愛着を持っています。

 

まとめ

人間の体からは実に様々なにおいがします。異性を引き付けるにおい。逆に人を遠ざけるにおいなどなど。加齢臭は本来自然なにおいで、病気でもなんでもありません。加齢臭がおやじくさいと嫌われるのには、核家族化も一つの要因であることも事実です。

しかし、なぜ日本がこれほどまで加齢臭を悪者にするのか…極端な清潔志向のウラにあるものは…

そこにお気づきの方もいらっしゃるでしょうが、この話題はここまでにしておきましょう。

「ナースのひとりごと」~今日も1ページ