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健康を大切にしたい方へ贈るひとりごと

あなたの頭痛はどのタイプ?毎日頭痛~緊張型頭痛(緊張性頭痛)の治し方

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石を投げれば頭痛持ちに当たる。仕事のストレス、睡眠不足といった生活習慣の乱れ(またでました!)は頭痛の原因。看護師の仕事はまさに頭痛の原因だらけ。

 

看護師の仕事そのものもですが、最近はモンスターペイシェント&家族の対応、なども増えてきて、文字通り「頭が痛い」ことが多い。とにかく忙しい看護師の仕事は、頭痛と腰痛があって一人前と言えるのではないかと思います。

 

頭痛には、生命に関わる危険な頭痛と長引く頭痛、いわゆる慢性頭痛があります。以下では主に慢性頭痛について、頭痛のタイプと対処をわかりやすくまとめました。特に毎日頭痛がおきる場合もあり、頭痛のタイプの中でも、最も多い緊張型頭痛について、詳しく解説します。

 

 

頭痛のタイプと対処

頭痛の中には、生命に関わる危険な物もあります。原因となる病気の症状として起こる場合は、危険な頭痛の可能性があります。

 

一方慢性頭痛は、原因となる病気が無く、頭痛が長引いている場合です。慢性頭痛には後述の4つのタイプがあります。

 

危険な頭痛と慢性頭痛を見極めるポイント

特に、クモ膜下出血、髄膜炎には注意が必要です。これらの病気は、生命を落とす危険や、助かっても重い後遺症が残る可能性があります。

 

あなたの頭痛のタイプが、慢性頭痛なのか危険な頭痛なのか、見極めるポイントは、

  • 突然のはげしい痛み、意識が遠のく・・・・・くも膜下出血
  • 発熱を伴う頭痛が数日~数週間続く・・・髄膜炎

です。

 

このような状態となったら危険な頭痛を疑い、一刻も早く医療機関を受診してください。

 

慢性頭痛の4つのタイプ

慢性頭痛には、4つのタイプがあります。

緊張型頭痛(緊張性頭痛) 頭全体が締め付けられるように痛む
動く事は出来る
頭痛以外に発症する症状はない
など
片頭痛 ズキンズキン痛む
吐き気がある
動くと痛みが強くなる
など
群発頭痛 眼の奥が痛む
片側だけに症状が出る
一定の期間に集中して起こる
など
薬の使いすぎによる頭痛 片頭痛や緊張性頭痛で
トリプタン・NSAIDsを月に10回以上使う
など

 

緊張型頭痛(緊張性頭痛)

緊張型頭痛とは慢性頭痛の1つで、身体的・精神的ストレスが深く関わり、慢性頭痛の中で最も多い頭痛です。頭全体が締め付けられるように痛みます。頻繁に起こる頭痛がストレスとなり、さらに悪化することも多い。

 

片頭痛より痛みは軽く、身体を動かしても痛みに変化はないので、病気を認識しにくい頭痛です。男女どちらにも同じように起きます。

 

緊張型頭痛の対処

緊張型頭痛は、片頭痛ほど症状は重くありませんが、頭痛が長く続くと頭痛のことが気になって、仕事や勉強、家事などができなくなることもあります。日常生活に何らかの支障を感じたら、迷わず受診しましょう。

 

また、偏頭痛も併発している場合は、症状がより強く、こじらせやすいので、まず偏頭痛から治します。専門医を受診し頭痛のタイプを正しく診断、適切な治療が重要です。

 

緊張型頭痛の治療

日常生活で心身のリラックス法を行うのが基本です。

 

痛みが強かったり、頭痛が起こる頻度が高い場合は、鎮痛剤や非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs)などの内服薬を、補助的に使用します。精神的ストレスが強い場合は、筋弛緩薬や、作用の弱いこう打つ薬、抗不安薬などを処方することもあります。

 

 

心身のリラックス法

頭痛治療の基本は、日常生活で筋肉の過剰な緊張を防いだり、コリや張りをほぐす適度な運動や、頭痛体操を行うことです。以下の様な点に気を付けましょう。

  • 正しい姿勢
  • こまめな姿勢解除
  • 首や肩を冷やさない
  • 入浴で心身をリラックス
  • 適度な運動、頭痛体操

 

正しい姿勢

ネコ背、前かがみなどの悪い姿勢は肩の筋肉に負担をかけます。最近問題になっているスマホネックにも注意。

 

こまめな姿勢解除

デスクワークでは、長時間同じ姿勢をしないようにすることが大切。30分に一度ちょっと休憩して、立ち上がったり伸びをする、少し歩くなど前かがみの姿勢から、身体を開放しましょう。

 

首や肩を冷やさない

冷えは血流を悪化させ、筋肉の緊張に繋がります。特に夏の冷房に注意。カーディガンを羽織る、冷房が直接当たらない場所で作業する、などの工夫をしましょう。スカーフやストールを、じゃまにならないように使用するのも効果があります。

 

入浴で心身をリラックス

温めのお湯にゆったり入ると、血流が良くなり、筋肉のコリや張りがほぐれます。リラックス効果もあり、ストレスの解消にも繋がります。

 

適度な運動、頭痛体操

生活の中に運動を取り入れ、筋肉の緊張をほぐしましょう。身体を動かさないでいると、痛みが出やすいものです。

 

水泳は、肩にかかる頭の重さの負荷が軽減されるので、おすすめです。ウオーキングする場合は、猫背に気をつけ胸を張って歩きましょう。

 

頭痛体操は、仕事の合間に手軽にでき、大変効果的です。痛みのないときにおこなうと、7割くらいの人に、緊張型頭痛の予防が期待できます。

 

頭痛体操のやり方

大浜平太郎 頭痛体操(NEWSアンサーより)

 

腕振り体操

  • 椅子に座る(たったままでもOK)
  • 足を少し開く
  • 軽く肘を曲げる(床と水平)
  • 顔は正面から動かさない
  • 両肩を腕ごと左右に振る
  • 左右交互に2分

*ポイント: 頭を動かさない、腕に力を入れない

 

肩回し運動

  • 腕振り運動と同じ姿勢
  • 両肩を前後にぐるりと廻す
  • 前に回すとき→リュックを背負うように
  • 後ろに回す時→コートを脱ぐように
  • 交互に10回~20回繰り返す

注意点

  • 偏頭痛が有り、痛みが出ているときは行わない
  • 首は回さない(頭痛が起きやすい)

 

片頭痛

特に女性によく見られる頭痛です。ズキンズキンする痛み、強い頭痛、動くと悪化などの症状が起こります。動くと痛みが増すので、偏頭痛が起きると動けなくなり、仕事や家事、子育てなどの日常生活に支障が出ることも多い。

 

近年は医療の進歩で様々な治療法や対処法があり、苦痛を取り除くことができるようになっています。片頭痛の診断、トリプタンの服用、予防薬の利用がポイントです。

 

群発頭痛

頭の片側だけに、ある期間集中して起こります。脳の視床下部や内頚動脈という血管の異常が関係すると考えられています。

 

症状

  • 眼の奥が痛い
  • 片側だけに症状(涙や鼻水、汗、目の充血)
  • 一定期間に毎日頭痛

 

薬の使いすぎによる頭痛

偏頭痛や緊張型頭痛があり、1ヶ月に10日以上薬を飲む状態が3か月以上続き、その結果違うタイプの頭痛を起こした、あるいは悪化してしまう状態です。

 

多くは市販薬を自己判断で使うことによって起こります。使いすぎで神経細胞の感受性が変化し、少しの刺激でも痛みを感じるようになります。だんだん薬がきかなくなり、悪化してしまいます。

 

頭痛ダイアリーで薬の使いすぎを意識するのも、効果を期待できます。

ダイアリーには頭痛が起きた日や程度、前後の行動などを書き込みます。医師に見せれば診断の参考になるし、原因を見つけるヒントにもなります。原因が分かれば、それを避けることで頭痛を予防することも可能になる。

頭痛ダイアリーは、日本頭痛学会のHPからダウンロードできるので、利用してみましょう。

日本頭痛学会

 

緊張性頭痛とは

緊張性頭痛 (きんちょうせいずつう,tension headache,tension-type headache)

緊張型頭痛は、頭痛の最も一般的なタイプである。痛みは首・後頭部・眼・体のその他の筋肉に広がっている。緊張性頭痛は頭痛のタイプの約90%を占めている。人口の約3%は慢性的緊張性頭痛を持っている。

出典:wikipedia

 

緊張型頭痛には、

  • 反復性緊張型頭痛: 頭痛の発作が数分~1週間程度持続する
  • 慢性緊張型頭痛: 数日~数か月にわたる

の2種類があります。

 

 

まとめ

身体や心の様々な病気や症状、皮膚のトラブルなどの大きな原因となるのが、ストレス、睡眠不足、日常生活の乱れ。本当に、毎回ここに行き着きます。

 

普段の生活や心の持ち方が、健康に大きく関わっている。頭痛もしかり。

 

医療機関での治療も勿論必要ですが、予防、進行を遅らせるために、自分で出来ることを意識して、毎日を過ごすことの大切さを1人でも多くの人が感じ、実行して欲しいと思います。

 

片頭痛、群発頭痛、薬の使いすぎについては後日あらためて。

 

 

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