ナースほど誇れる仕事はありません

健康を大切にしたい方へ贈るひとりごと

ぎっくり腰で運命の再会!看護師を辞めない本当の理由

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看護師の仕事は、肉体的、精神的に本当に過酷です。労働環境も随分改善されつつ有りますが、離職率は依然として他の業種に比べ高い。

 

結婚や妊娠がきっかけになりやすいですが、看護師自体を辞めるのではなく、自分の条件にあった働き方ができる職場に転職することも多い。

 

それは、看護師の仕事に誇りを持っていること、そして患者さんとの出会いで、貴重な財産を受け取ることができるから。

 

私が看護師を辞めないのも、学生の頃のある患者さんとの出会いがあったからです。

 

 

腰痛と看護師の仕事は切っても切れない関係

看護師の仕事は腰に負担がかかります。患者さんを病室のベッドから移送のため可動式ベッドへ移すときや、自分では動けない患者さんの体位交換の際に、未熟で変な体制になったりしたりで、腰を痛めることも多いです。

 

腰痛で仕事にも生活にも支障が出ると、「もう看護師なんか辞めたい!」と思う原因にもなります。

 

 

やっちゃた…看護師がぎっくり腰ではサマにならない

看護学校を卒業し、民間病院に就職して1年程たった頃です。知り合いのお子さんを抱っこした時、座ったままだったのですが、激痛が走りそのまま動けなくなってしまいました。

 

整形外科で診てもらうと、「アハハ、ぎっくり腰をやっちゃたね」。

 

自分の不注意ではありますが、看護師がぎっくり腰ではサマにならないというか、仕事に支障があり、随分迷惑をかけてしまいました。

 

「今度はちゃんとボディメカニクス*を使わなくちゃ」とつくづく思います。

 

ボディメカニクスとは、人間の運動機能である骨・関節・筋肉等の相互関係の総称、あるいは力学的相互関係を活用した技術のこと。

家庭で介護を担う者や、福祉施設などで働く介護職員は、介護を必要とする人を抱えたり、持ち上げたり、支えたりしなければならない。 そのため介護者の身体への負担は大きく、介護従事者の8割が腰痛や肩こりを経験しているという調査結果もある。

このような介護負担を軽減させるには、余分な力を使わず無理のない姿勢で介護する方法が有効である。 介護だけでなく、看護・育児でも活用することで、身体の負担を軽減することができる。

出典:Wikipedia

 

運命的な再会

外来をでたところで「Aさぁ~ん」と呼ばれ、振り返ると学生の頃、実習で手術の前から後までの看護を受け持たせていただいた、初老のBさんがいらっしゃいました。

実習は大変で、緊張することばかり。失敗も多かった。「やはり、看護師にはむいていないんじゃないか」「もう辞めたい」とも思っていた。

 

実習した病院と就職した病院は違うのですが、Bさんは胃の大手術、そんな時に学生が側にいたら、不安なんじゃないか、嫌なんじゃないかと緊張していた私に、優しく声をかけてくださり、未熟な私を助けてくださいました。

無事手術は終了、術後の経過も良かったので、ご家族のこと、人生のことなどいろいろなお話をしてくださり、貴重な体験をさせていただきました。

 

 

看護師になったのは、実習で担当した患者さんのおかげ

「実はあの時、看護師になるのを辞めたい、と思っていました。Bさんにお会いしてそのきもちが消えたんです。今看護師として働いているのは、Bさんのおかげです。いつも私に気を使っていただいて、本当にありがとうございました。」とお礼を言うと

 

「Aさんが学生として私を担当してくれて、ずっと一緒にいてくれたから入院も楽しかったんだよ。手術は正直不安もあったけれど、Aさんのおかげで安心して受けられたんだ。」

 

 

看護師だけが体験できる財産

実習した病院は、大きな病院でしたので、日常的な事は、通うのに便利な、私が就職した民間病院に通院されているのだそうです。

 

「実習」で知り合った方と、「一人前の看護師」になった今、再会がこんなに嬉しいなんて。看護師としてお世話した方が一人でも健康になり、再会ができると言うのは、看護師だけが体験できる、素敵な財産です。

 

 

看護師を辞めたいと思った時

いまでも、「辞めたい」と口に出して言うこともあります。でも、それは体の中のモヤモヤや疲れた気持ちなどを吐き出して、消化するためのもの。

 

nurse-call.hatenablog.com

この記事でもキツさについて触れましたが、どんなに過酷な環境であっても、看護師を辞めたいと深刻に思っても、やっぱり看護師であり続ける理由。

 

それは、看護師の仕事が好きだから、誇りを持っているから。につきます。そしてその原点となるのは、大抵の場合が、心に残る患者さんとの出会いの体験。

 

患者さんとの出会いが成長に

看護は独りよがりでは出来ません。知識や技術を研鑽することは勿論必要ですが、一番大事なのは、患者さんと一緒に最適な看護を、生み出していかなければならないということ。

 

患者さんのことをしっかり捉え、寄り添っていくことが大切です。また、患者さんだけでなく、ご家族との出会いからも様々なことを学べます。

 

 

まとめ

看護師と腰痛は切っても切れない関係にあります。看護で使うボディメカニクスは看護、介護などの現場だけでなく、育児などでも身体の負担を軽減することが出来ます。

 

職業病とも言える腰痛で、看護師となった原点とも言える患者さんとの運命的な再会。

看護師だけが体験できる、看護師の仕事が貴重な財産であることを、改めて感じた瞬間です。

 

だから将来、キャリアアップのための転職は、するかも知れませんが、看護師は辞めません。

 

 

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