健康と日々の徒然~Anのひとりごと

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腎臓を守る食事で突然死を回避~腎機能低下と高血圧の悪循環を断つ!

腎機能低下と高血圧の悪循環は動脈硬化から突然死の危険がありますが、悪循環は高血圧だけではありません。治療・予防には塩分と摂取カロリーを摂りすぎないことも大切。悪循環から腎臓を守る食事とは。

腎臓を守る食事で突然死を回避~腎機能低下と高血圧の悪循環を断つ!

腎機能低下と高血圧

腎臓病は症状もなく進み、気づいたときには人工透析寸前だった、ということも少なくありません。

いわゆるメタボ数値(血糖値、血圧、コレステロールなど)が高い人は、特にリスクが高まります。

日本の人工透析患者は年々増加しており、腎臓病は隠れた国民病とも言われていますが、腎臓は自分次第で守ることができます。

腎機能低下でと高血圧の悪循環は、動脈硬化から脳卒中や心筋梗塞で突然死のリスクが高まり、また、貧血や骨粗しょう症などとの悪循環も起こりやすい。

生活習慣病に金する腎臓病が増えていますが、腎臓を守る食事は、生活習慣病予防と同様に考えます。

慢性透析患者数の推移

出典:慢性透析患者数の推移より 日本透析医学界

生活習慣病に起因する腎臓病

腎機能の低下の原因を知り早めに対処することで、生活習慣病に起因する腎臓病は悪化を食い止めることが可能です。

血液は腎臓の血管を通じてろ過されるので、腎機能の低下の要因となる血管を痛める原因は、「内蔵肥満」。

血圧や血糖値、コレステロールなど生活習慣に関わる数値が腎臓に悪影響を及ぼします。

腎臓を守るカギは尼崎市の取り組みにあります。健康診断の結果の値*から、どの数値が悪いと人工透析になる可能性が高いのか、その改善のためにはどこに気をつけるべきかが一目でわかるチャート表で、生活習慣の改善につなげたことで、新規の透析患者が減りました。

※特に重要なのはクレアチニンの値です。クレアチニン検査を受け、クレアチニン値がわかると、腎臓がどのくらい機能しているかを示す「糸球体ろ過量(eGFR)」が分かります。

早期発見、早期治療のためにも検査を受けましょう。

参考:特定健診・特定保健指導等の実施pdf 尼崎市
(http;//www.city.amagasaki.hyogo.jp/dbps_data/_material_/localhost/sosiki/067/public/dainisyo.pdf)

腎臓を守る食事

腎機能が低下していることはクレアチニン検査でわかります。腎機能は加齢で低下しますが、高血糖や高血圧などの生活習慣病によっても低下し、クレアチニン地が徐々に悪化していく傾向にあります。

腎機能の低下の治療には、薬とともに食事が重要です。カロリーを摂りすぎて血糖値があがると、増え過ぎた糖が腎臓を痛め、塩分が多いと血圧が上がり腎機能を低下させるからです。

腎臓病の予防にも、治療においても、カロリーと塩分の摂り過ぎをしないことは大原則。

例えば腎臓が半分しか働いていない場合、機能している半分の組織には大きな負担がかかります。それ以上の負担をかけないようにするために食事の改善が大切です。

腎臓に負担をかけない食事の改善

摂取カロリ、塩分を控え食事の改善で腎臓に負担をかけない

摂取カロリーや食塩を控えることで、糖尿病や高血圧などの腎臓に負担をかける大きな要因を軽減できるので、食事の改善が腎臓病治療に有効な理由です。

腎臓のろ過機能が低下しても、食事をきちんと管理することで人工透析に進まず、腎機能を維持している例の報告も数多くあります。

食事のポイント

  • 食塩の多い食品を控え、食事量を減らす
  • 定期的に検査を受け、食生活に生かす
  • 早く取り組む

肥満、特に内臓脂肪は腎機能低下に大きく関わります。つまり、内臓脂肪対策の食事の改善が重要ということになります。

食事の改善は早いほど負担は少ない

食生活の改善は、症状が無いうちに検査を受け、初期段階から取り組むことが大切です。腎機能の低下が重症化するほど食事制限も厳しくなり、外食も難しくなります。

ただし食事対策は、腎臓病の予防と治療、進行程度や糖尿病があるか、等個人の病態により制限する栄養素や制限量は異なります。

必ず医師の指導のもとで行い、自己判断で極端な食事制限をしないように注意してください。

検査結果を食生活に生かし、ろ過機能の数値が大きく回復したケースもあります。

 

腎機能低下と高血圧などの悪循環

腎機能が低下すると高血圧との悪循環で高血圧の悪化、腎機能低下が重症化していきます。

人工透析の心配だけでなく、脳梗塞や脳出血などの脳血管疾患や心筋梗塞などの心臓病を発症するリスクも大きく高まります。

また、貧血や、骨粗しょう症との悪循環も起こりやすくなります。

腎機能悪化と高血圧の悪循環

  • 腎機能の悪化で濾過機能が低下すると、腎臓からレニンというホルモンが分泌される。
  • レニンが血管を収縮させて腎臓に送り込む血液量を増やし、ろ過量をいじしようとする。
  • 同時に血圧が高くなる。またレニンは塩分を溜め込む働きがあるので更に血圧が上がる。
  • 血圧が高くなると全身の血管も痛み、動脈硬化を進行させるので、脳血管疾患や心臓病がおきやすい。
  • 高血圧で腎臓の毛細血管が壊されて腎機能が低下。
  • ろ過量を保とうとレニンが更に血管を収縮させる。

→腎臓のろ過機能低下と、レニン分泌による血圧上昇の悪循環に陥ります。更にレニンは塩分を溜め込む働きもあり、高血圧を悪化させます。

腎機能低下をカバーするために腎臓事態も全身の血管も犠牲となります。

貧血や骨粗しょう症との悪循環

貧血は酸素を運ぶ赤血球が不足して、体が低酸素状態になります。

貧血になると分泌されるEPO (エリスロポエチン)というホルモンが赤血球を作らせる指令を出しますが、腎臓がこのEPOを分泌します。

腎機能が低下すると、EPOがうまく分泌されないので赤血球を十分作れません。腎臓はもともと酸素が少ないまま多くの仕事をしているので、貧血が起こると腎臓そのものも更に低酸素状態となり、機能低下が進みます。

→腎機能低下、EPO減少、貧血、腎機能低下と言う悪循環となります。

骨粗しょう症との悪循環は、→腎機能低下、活性化ビタミンDが作れない、骨がスカスカになる、血管の石灰化、腎機能低下となります。

 

まとめ

腎機能の低下と高血圧などの悪循環をたつには食事の改善が重要です。薬で治療をしてもカロリーのとりすぎで血糖値が上がったり、塩分のとりすぎで血圧が上がると腎機能が低下します。

腎臓を守る食事の改善は、早い段階から始めるほうが負担が少なく、回復も期待できます。早期発見にはクレアチニン検査を受け、腎機能低下の程度を知ることが重要です。

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