誰もが良いお医者さん、良い病院にかかりたいと思うもの。口コミや評判も判断の材料の一つでは有りますが、具体的にどんなお医者さん、病院が良いのでしょうか。病気や個人の状況に応じても変わってきますが、一般的な選び方やかかり方のポイントを、女性にとっての視点からもまとめました。
良いお医者さん、良い病院を選ぶポイント
誰にとっても、良いお医者さんや良い病院と言うのは存在しません。漠然とした言い方になりますが、自分にあった病院を選ぶことがポイントです。
大切なことは、医療を提供する側、お医者さんや病院と患者さんが、十分なコミュニケーションを取れること。そのためにそれぞれに求められることがいくつか有ります。
病院側に求められる5つのポイント
- スタッフが十分いる
- インフォームド・コンセントがしっかりしている
- カウンセリングをしている
- 女性の身体を将来的にも考えてくれる
- 人権に配慮した言葉遣いや態度
スタッフが十分いる
スタッフの数が足りなければ、対応に時間が取れずコミュニケーションもとれません。
インフォームド・コンセントがしっかりしている
医療の情報を十分提供し、納得出来るまで時間をかけて説明。十分な情報の中から、治療の方法を選べるようにサポートするお医者さん、病院が良い。
例えば、手術がなぜ必要なのか、メリットとデメリットは。また、手術をしない場合はどんな治療法があるのかなど。
医師だけでなく、看護師、事務、カウンセラー、栄養士など病院全体が患者さんに必要な情報を提示し、サポート出来ることが重要。
カウンセリング
女性の背景にある問題にも目を向けて、カウンセリングを受けながら自分のからだと向き合う。そして医療を選択、決定すること。
女性の身体を将来的にも考える
一つの選択をした結果、どんな医療が必要になるのか、生活でどんなことを注意しなければならないか、またホルモンバランスが変化する閉経後は…と言った将来の生活も考えた説明があること。治療方法の選択に役立ちます。
人権に配慮した言葉遣いや態度
価値観や人生観はひとりひとり違うので、その人らしくあることを受け入れられるような心を持った医療スタッフであること。
否定的、威圧的な言葉を使わずにコミュニケーションをとることが必要です。
患者側の心構え
お医者さんや病院と、患者さんが良いコミュニケーションをとるには、相互の関係が大切です。
医師はきちんと情報を提供、患者さん側も自分が望む医療についてきちんと話す必要があります。
具体的には、病状や経過を適切に伝えることが重要です。産婦人科では言い難いこともあると思いますが、恥ずかしがらずに情報を出すことです。
お医者さんの説明がわかりにくければ、きちんと聞くこと。メモをとったりしながら相互の信頼関係を築くことが必要です。
セカンドオピニオンを聞く
手術の有無など重要な選択をする場合、主治医の治療方法で良いのか判断に迷う場合は、セカンドオピニオンを聞くことも必要。
かかりつけ医をつくる
特殊な治療が必要な場合などは、治療実績のある病院やお医者さんにかかることになりますが、通常は通いやすいことも病院選びでは重要なポイント。
勿論信頼できて、相性の良いお医者さんであることが条件ですが。
普段からコミュニケーションがしっかり取れるお医者さんなら、ちょっとした異変にも気づきやすいし、わからないことや気になることを相談しやすい。
自分の手に余る場合は、適切な医療機関を紹介してくれます。
まとめ~良いお医者さんとは?
良い病院、良いお医者さんとはコミュニケーションが十分取れること、話を良く聞き、相談に良くのってくれること、が一番です。
特に女性が選ぶ場合は、身体のことを将来的に長いスパンで考えてくれるお医者さん、病院であることも必要。
腹を割ってなんでも話せる関係になるには時間がかかりますが、信頼関係を作れるお医者さん、病院であるかどうかを感じ取る、感性も必要です。
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