高血圧がいつのまに!訳あって整形外科を受診したところ、リハビリ指示のほかに血圧を下げる薬と、コレステロールを下げる薬が処方されちゃいました!そこで高血圧と肥満に関する過去記事を確認です。
血圧、計っていますか?いつのまにか高血圧に注意
コレステロール値はいずれ治療が必要になるかも、と覚悟はしていましたがまさかの高血圧にびっくりです。血圧だけは今までずっと優等生を貫いてきましたから。
たまたま整形外科で血圧を測らなかったら…次の健康診断ではもっと重大な状態になっていた可能性もあります。
去年9月の健康診断では、血圧は正常でしたし、「どちらかと言えば低血圧」と過信していた部分もあり、いつのまにかとんでもなく高い血圧状態になっていたことに気づきませんでした。
最近階段を上がったり、気が急いて早足になったりすると心臓が苦しく、呼吸が早くなったりすることが増えていたのは、このせいだったのかもです。
過去記事は検索窓でピックアップ
高血圧に関する記事は過去にずいぶん投稿していますが、すべてが頭に入っているわけではありませんので、この機会に確認してみました。
「高血圧」でブログ内検索をすると、かなりの数の記事がピックアップされますが、ここではその中の一部をご紹介。
今は問題がなくても、もしかしたら高血圧予備軍であるかもしれません。将来のリスクを減らすためにも、思い当たることはないか、普段の生活でどのようなことに気をつければ良いか、などの参考にして頂きたいと思います。
お薬手帳
今回処方された薬の紹介もしていますが、組み合わせに注意が必要な薬もあります。お薬手帳で服用、使用している薬を管理しておくことはとても大切です。
複数の医療機関から処方されたり、ドラッグストアで医薬品等を購入するさいには必ずお薬手帳を持参して確認してもらいましょう。
血管年齢測定~実年齢より15歳上!
1回目に計った時は白衣高血圧(医師の前だと血圧が高くなる)かも、と医師もさほど気にしていなかったのですが、2週間ほど経って再度計測したところ同じ結果が!
「詳しく検査してみましょう」となり、血液検査、ABI検査とPWV検査をすることになりました。
その結果、血管年齢はなんと15歳も実年齢より上でした!
医師いわく「思ったより数値は良かった」そうで、実は20歳くらい上だと思っていたそうです。ABI値が意外と普通だったおかげで15歳プラスでおさまったみたいでした。
測定値
右上腕 右足首 |
左上腕 左足首 |
|
---|---|---|
ABI (基準値:0.9~1.3) |
1.06 | 0.99 |
baPWV(cm/s) (基準値:1400以下) |
1579 | 1675 |
過去記事では血管年齢測定と、生活習慣についてお伝えしています。
血圧を下げる薬
検査の結果「弱い薬をだしましょう、とりあえず2週間様子を見て」、と処方されたのがノルバスク錠(アムロジピンベシル酸塩錠)。
狭心症の発作を予防、血圧を下げる薬で1日1回朝食後に飲むそうです。
注意事項
- めまいなどが現れることもあり、車の運転や危険を伴う作業は控える
- むくみなどの症状が現れることがある
- 発疹・かゆみ、日光皮膚炎などの過敏症状が現れた時は医師・薬剤師に相談
血圧の薬を飲んでいるときに注意をしなければいけないのが飲み併せ。特にグレープフルージュースには注意です。
飲み始めて約1週間、最高血圧は多少下がってきましたが、それでもまだ高い!ただ、入浴後に測ると、今度はとんでもなく低くなっていて、100~110に。(今まで120前後でしたので、そこから比べるとさほど驚かないのですが)
160前後から100前後へと1日の高低差がありすぎ、コレもちょっと心配です。次回新札の際に医師に相談しようと思います。
高血圧の薬を飲む時、知っておいてほしいことを簡単にまとめた過去記事です。(投稿時点での情報)
ABI検査とPWV検査
ABI検査(下肢の動脈のつまり(狭窄)に用いられる)
腕の血圧と足首の血圧の比
足首最高血圧
ABI値= ――――――
上腕最高血圧
(ABI 基準値 : 0.9~1.3)
ABI値が0.9以下の場合、下肢閉塞性動脈硬化症の疑いがあり、動脈硬化による下肢の血管の狭窄が進んでいることを表します。
PWV検査(動脈壁硬化の値(弾力性)を測定)
baPWVは腕から足首までの脈波の伝搬速度で、この値が大きいほど血管壁が硬くなっていることを表します。baPWV値は年齢とともに増加します。
(baPWV基準値:1400以下)
こちらの記事ではABI検査、PWV検査、CAVI検査と動脈硬化についてお伝えしています。
動脈硬化のリスクが高まる
動脈血管壁にコレステロールなどの脂質が沈着し、血管の細胞が増殖したりして血管が弾力を失い、硬化するとともに内腔が狭くなる(狭窄(きょうさく))状態。
- 高血圧
- 血清脂質の異常
- 喫煙
- 糖尿病
- 肥満
などの危険因子を多く持つと、より動脈硬化が起こりやすいと言われています。
今回の検査の結果、高血圧、LDLコレステロール値が高いことから(まあ、見た目でもわかるのですが^^;)、コレステロールを下げる薬、クレストール錠(ロスバスタチンカルシウム錠)も処方されました。
注意事項:発疹・かゆみなどの過敏症状が現れた時は、医師または薬剤師に相談
肥満はメタボリックドミノの最初の1枚で、高血圧や高脂血症など生活習慣病が加わると重篤な病気のリスクが高まります。
メタボリックドミノに関しては、こちらの記事でもお伝えしています。合わせてお読みください。
www.nurse-diaries.comこちらの記事では、生活習慣の修正でどれくらい血圧が下がるのかについて、日本高血圧学会が表にしたデータも載せています。
動脈硬化のリスクを減らすには、ダイエット!
メタボリックドミノを倒さないために肥満の解消には、運動、食事、生活習慣の改善が必須ですが、きちんと自己管理できるかと言うと…
ダイエットする人は多いですが、成功した人は少ない、様々なダイエット法が次から次へと登場する、といった事実が自己管理の難しさを如実に物語っています。
そこで、高血圧、高LDLコレステロール値が続く場合に投薬、という選択肢がでてくるわけです。
- 狭心症、心筋梗塞:心臓に酸素や栄養を供給している冠動脈に動脈硬化が起きた場合
- 脳出血;脳の血管がもろくなった場合
- 脳梗塞:脳の血管が詰まった場合
- 下肢の壊死:脚の動脈に動脈硬化が起きた場合
などにつながる可能性があります。
できれば投薬なしで血圧、LDLコレステロール値の改善をすることが理想ですが、将来、あるいは目の前のリスクを避けるため、場合によっては医師の指導のもとで改善を目指すことも必要でしょう。
動脈硬化など生活習慣病を予防する
繰り返しになりますが、動脈硬化、脳梗塞などにつながるドミノ倒しの最初の1枚になりやすい肥満の解消には、
- 適度な運動
- 栄養バランスの取れた食生活
- 生活習慣の改善
が重要です。
ダイエットと血圧の関係や日常で取り入れられる運動や食事の注意、生活習慣の改善などについての過去記事もぜひ合わせてお読みください。
※それぞれの記事中でも関連する記事を紹介していますので、重複している記事もあります。また、投稿時の情報に基づいていますので、その後追加、変更などがある場合もあります。参考にする場合は必ず最新の情報を確認してください。
まとめ~過信は禁物!高血圧と肥満は改善しましょう
肥満は自覚があっても、いつの間にか高血圧、という可能性があることを知りました。
たまたま計った血圧で高血圧が判明、投薬開始となってしまいましたが、これを前向きに捉え生活習慣の改善に取り組みます。いえ、取り組まなければ!
今まで血圧は問題ないから、とダイエットがおざなりになり、好きなものを食べ…という生活を続けていたことを猛反省。
自身の健康を過信せず、健康診断はキチンと受けて、生活習慣、食生活を見直しましょう!
「Anのひとりごと」~今日も1ページ