健康と日々の徒然~Anのひとりごと

心と体の健康を大切にしたい方へ贈るひとりごと

見逃すな!オトコは我慢もほどほどに~痛みは怖い病気のサインかも

痛みには我慢しても良いものといけないものがあります。気をつけたほうが良い痛みの見分け方と、痛みの種類で気を付けたい病気を簡単にまとめました。病気のサインを読み取り、早期発見、早期治療につなげましょう。

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痛みの見分け方

体のあちこちが痛むことは良くあります。問題のない痛みも多いのですが、中には怖い病気の原因であることも少なくありません。

意外な痛みが重病のサインであることも。といっても、痛みの全部が重大な病気というわけではありません。

 

気をつけたほうが良い痛み

激しい痛み、立っていられないような痛みが起きたら、誰でも医者に行くと思います。

そうでもない、我慢できないわけでは無いが、気になる痛みがある場合の判断は、痛みの場所と、痛みが続く期間で分けて考えると良いでしょう。

 

痛みがある場所

頭痛やおへそから上の痛みは、心臓や脳に関係する痛みかもしれません。1週間ほど様子を見て、痛みが収まらない場合は医療機関を受診します。

同じ病気でも痛む場所や、痛み方は個人差もあります。例えば心筋梗塞では、心臓に近いみぞおちのあたりが痛むことが多いのですが、肩の痛みや胃の痛みを訴える人もいます。

 

痛みが続く期間

おへそから上以外の場所の痛みは、2週間を目安にしましょう。痛みが起きてから2週間様子を見ても収まらないようなら、医療機関を受診します。

※一般的な判断ですので、普段と違う、ツライ、不安があるなどの場合は、痛みの場所や痛みが続く期間に関係なく、医療機関を受診してください。

 

リスクを知り、一歩手前で病気を防ぐ

体が悲鳴を上げる前にできることはたくさんあります。

いつもとは違う痛みや不調といった、怖い病気のサインを読み取り、一歩手前で病気を防ぎます。

 

知っておきたい痛みと病気の関係16例

個人差や状況などによっても違いはありますが、一般的によく現れる痛みと病気の関係を16例、簡単にまとめました。

これらの痛みがあるからといって、必ずしも病気のサインとは限りません。心配のない痛みであることも多いです。一つの目安として覚えて置いてください。

 

寝起きの頭痛 

脳腫瘍 

頭痛は様々な原因で起きます

脳腫瘍の場合、寝起きの頭痛と吐気が見られることがあり、頭を動かしたり、咳をすると痛みが強くなります 

緑内障などの目の病気も原因になります

 
 

うなじのあたりが突然激しく痛む 

クモ膜下出血

クモ膜下出血では、後頭部やうなじのあたりが激しく痛み、嘔吐、意識障害がおこります 

脳を覆う脳内の動脈瘤が破裂したために起きることが多く、金づちで殴られたような痛み、と言われています

 
 

吐気を伴う頭痛 

脳腫瘍、クモ膜下出血 

頭痛と一緒に起こる他の症状も重要 

吐気、嘔吐のある場合は、脳がダメージを受けていることが多い 

発熱がある場合は髄膜炎などの感染症が疑われます

 
 

顔の半分が突然激しく痛む 

三叉神経痛、上顎がん 

左右どちらかの三叉神経の痛みで、頭から耳にかけ顔の半分が激しく痛む 

上顎がんは三叉神経を刺激します

 
 

肩こり 

転移性のがん 

肩、首、背中の痛みのうち、脊髄に転移したがんが原因のもの 

痛みが次第に強くなり、あちこちに散ります 

鎮痛剤が効かないなどの症状があるときは、専門医の診察を受けます

 
 

舌先がしびれる 

糖尿病、舌痛症 

舌の先や縁がしびれたり、ピリピリした痛みがある 

虫歯や歯肉炎、闘病など様々な病気が原因のこともあります 

舌痛症はうつ病など精神的なものが原因の場合もあります

 
 

原因不明の耳の痛み 

うつ病 

思い当たる原因がなく、検査をしても異常がない場合、うつ病が原因のことがあります

うつ病は耳に症状が出ることもあります

 
 

眉頭が鈍く痛む 

副鼻腔炎 

飛行機に乗るとまゆ頭が痛むといった症状がある場合は、鼻の奥の副鼻腔が炎症を起こしている可能性があります 

花粉症が治ったあとも痛むことがあります

 
 

飲み込む時にのどが痛い 

白血病 

のどの炎症が原因の場合は、かぜ、インフルエンザ、咽頭炎、扁桃炎などが考えられますが、白血病の可能性もあります 

白血病でも扁桃などのリンパが腫れることがあります

 
 

胸の真ん中が痛む 

狭心症、心筋梗塞 

みぞおちから上、胸の真ん中が痛む場合は心臓に関わる可能性があります 

激しい痛みが15分以内なら狭心症、15分以上なら心筋梗塞 

胃液が食道に入り込む逆流性胃腸炎もにた痛みがあります

 
 

じわじわしたみぞおちの痛み 

胃がん、心筋梗塞(強い痛み) 

じわじわした痛みが続く場合は胃がんの疑い 

強い痛みの場合はみぞおちの近くにある食道、胃、十二指腸、胆のう、肝臓などが炎症を起こしています 

心臓や虫歯が原因のこともあります

 
 

倦怠感を伴うような背中の痛み 

急性膵炎 

多くの場合みぞおちの痛みから背中に貫くような激しい痛みになります 

全身の倦怠感を伴います 

女性の場合は、胆石が原因となることが多く、男性はアルコールが原因のことが多い

 
 

体全体に痛みが散る 

解離性大動脈瘤 

血管に動脈瘤ができるときに激しく痛むことが多い 

胸の真ん中から、胸部、背中、上肢などにも広がることもあります

 
 

腹鳴(お腹がゴロゴロ鳴る)がある痛み 

腸閉塞 

何らかの原因で腸が塞がったもの 吐気、嘔吐などがあり、お腹が膨らんでゴロゴロ鳴ります。カラカラを金属音のように聞こえることもあります 

腸がねじれて塞がったものは腸捻転

 
 

右脇腹の鈍い痛み 

肝臓がん 

右脇腹にある肝臓や胆のうの病気の可能性が高い

肝炎や肝臓がんではみぞおちから右脇腹が鈍く痛むことがあります 

吐気や倦怠感を伴います 

右脇腹の強い痛みは胆嚢炎、胆石のこともあります

 
 

お腹のねじれるような痛み 

卵巣茎捻転 

下腹部が痛む場合、女性では子宮、卵巣、膣などの炎症の可能性があります 

下腹の激しい痛みは卵巣嚢腫が原因で、卵巣茎部がねじれたり、破裂したりした場合があります

 

まとめ~重大な病気のサインを痛みから読み取ろう

仕事が忙しくて「これくらいの痛みで休むわけには」、とつい我慢して放置しがちなアラフォーの皆様。

我慢も程々にしないと、重大な病気のサインを見逃してしまうかもしれません。

健康で仕事をこなすためにも、怖い病気のサインを痛みから読み取り、適切な対処をすることも必要です。生活習慣の見直しも欠かせません。

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