健康と日々の徒然~Anのひとりごと

心と体の健康を大切にしたい方へ贈るひとりごと

サプリメント命。それだめ!体調が不調の時のサプリメントおすすめ

サプリメントはあくまでも食品で不足する栄養を補うため、または、体調不良の時に症状の改善のために利用しましょう。不調の症状別におすすめのサプリをご紹介。サプリに使われる成分にはまだ臨床的に効能が認められていないものもあります。確実な臨床結果が得られたものをまとめました。 

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体調にあったサプリメントを選び、適切な飲み方をする

肩こりなど、ちょっとした体調不良を起こした場合、働き盛りの体調不良を改善に、サプリメントを上手に使うことも1つの選択肢です。

しかし、サプリメント命、とばかりに大量のサプリを飲む人もいます。必要な栄養素はできるだけ食品から摂り、不足する分を補う適切な飲み方をすることが大切です。

体力の衰えを感じ始め、慢性的なストレスや疲労を抱えているアラフォーは、特にサプリに頼りがちなので、注意してください。

 

栄養バランスを考える

症状がひどくなる前に、栄養バランスを整えながら症状を改善することは、生活習慣病の予防にもなります。

もちろん理想は食品から必要な栄養素を摂ることですが、ちょっとした体調不良を改善するためには、大量の食品が必要となり無理があります。 

では、どうすれば良いのか。日常でできるだけその成分が入った食品を、多くとろうように心がけ、体調を崩したときに、それぞれの体調にあったサプリメントを利用するとよいでしょう。よくある9つの体調不良をまとめました。 

 

こんな不調にはこのサプリメントがおすすめ

体調不良の場所、状態 必要な栄養素
ビタミンA、β―カロテン、ビタミンB群、アントシアニン、ビタミンC
口内炎 ビタミンB群、特にビタミンB2
肩こり ビタミンB1、ビタミンE、ナイアシン、イチョウ葉エキス(ギン子ライド)
ストレス ビタミンC、パントテン酸、ビタミンB12、ビタミンB群、カルシウム、マグネシウム
寝付きが悪い カルシウム、ビタミンC、ビタミンB群、トリプトファン(アミノ酸)
ビタミンC、ビタミンE、食物繊維
便秘がち 食物繊維、ペクチン、ビフィズス菌、オリゴ糖
疲れやすい ビタミンB群、アスパラギン酸(アミノ酸)、ビタミンC、マグネシウム
かぜをひきやすい ビタミンC、カテキン類、ビタミンA、βーカロテン、

 

目が疲れる

私たちは目から情報の約8割を得ています。さらにスマホやパソコンの普及で、目の負担は増えるばかり。とても疲れやすいので、たくさんの栄養素を必要とします。 

眼精疲労を感じた時は、すべての栄養素をまんべんなくとることが大切です。

  • ビタミンA(目のビタミンといわれる)
  • βーカロテン(体内でビタミンAと同様に働く)
    角膜の状態を正常に保ち、ドライアイを防いで目の感想を防ぎます。
  • ビタミンB群(視神経の働きを高め、疲れにくくする)
  • アントシアニン(目の機能を改善して疲れを軽減する)
  • ビタミンC(水晶体や目のコラーゲンの生成を助け、目の老化をふせぐ)

目の健康を守るのに役立ちます。

 

口内炎ができやすい

風邪、慢性的な疲労やストレスなどで体調が崩れると、粘膜の抵抗力が低下して、口腔内にいる細菌に感染し、炎症を起こして口内炎ができやすくなります。

  • ビタミンB群(エネルギー代謝を促して、体力を高める)
  • ビタミンB2(粘膜を保護して口内炎を予防する)

抵抗力をつけるため、積極的に摂りましょう。 

  • ビタミンA(粘膜の細胞増殖を助ける)
  • ビタミンC(粘膜の結合組織であるコラーゲンの合成を促す)

これらも一緒に取るとよいでしょう。

 

肩こり

ストレスや疲労がたまり、筋肉の緊張状態が続くと、肩こりが起きます。血行が悪くなるため、筋肉に酸素や栄養がいかなくなり、乳酸などの老廃物質がたまるのが原因です。

  • ビタミンB1(代謝を活性化して乳酸が体内にたまるのを防ぐ)
  • ビタミンE、ナイアシン(血行を改善する)

コリをほぐすのに効果的です。

 

  • イチョウ葉エキス

主成分のギンコライドが血液が固まるのを防いで、血行をよくします。ヨーロッパではその効果が認められ、すでに医薬品として認証され、アメリカでも健康食品として、広く流通しています。 

しかし、日本で市販されているものは、粗悪なものも多いので、きちんと成分表示があるものを選んでください。

 

ストレスが多い

日ごろからストレスが多い人は、ビタミンCが不足気味です。

  • ビタミンC(ストレスで乱れた精神を安定させる)
    パントテン酸(ビタミンB群)と一緒に取ると、効果が倍増します。
  • ビタミンB12(ストレスで乱れた精神を安定させる働きがある。神経のビタミンといわれる)

ビタミンB群は総合的に摂らないと、単体では効果が十分に発揮されません。ストレスが多く、疲れやすい人は特に不足しないように注意したいものです。 

いらいらすることが多い場合は、カルシウムやマグネシウムが不足していると考えられます。

カルシウムだけでは体に吸収されにくいので、マグネシウムと一緒に取れるサプリメントがお勧めです。

 

寝つきが悪い

現代人は様々な精神ストレスにさらされています。神経が緊張していらいらするなど、精神が不安定になると寝つきも悪くなります。

不眠を解消するには、神経を鎮め、精神を安定させることが必要となります。 

ストレスはカルシウムやビタミンC、ビタミンB群がたくさん消耗されてしまいますので、これらのビタミンをたっぷりとることが大切。

カルシウムをしっかり吸収するために、ビタミンDやマグネシウムと一緒に摂りましょう。

  • トリプトファン(アミノ酸)  精神ストレスを緩和、眠気を誘う働きがある。

 アメリカでは天然の睡眠剤・精神安定剤として人気がありますが、サプリメントで過剰に摂ると、肝臓病を誘引する危険性もあるので、注意が必要です。

牛乳に多く含まれているので、眠れない時はホットミルクを飲むのもよいです。

 

痔になりやすい

  • ビタミンC(静脈の血管や直腸の粘膜を強くするビタミンCで出欠を防ぐ)
  • ビタミンE(血行を改善する。静脈のうっ血をとる)
  • 食物繊維(便をやわらかくする)

痔は肛門の静脈がうっ血して起こります。

 

便秘がち

  • 食物繊維(有用菌を増やし腸内環境を改善する)
  • ペクチン(水溶性食物繊維)(大腸内の善玉菌を増やして悪玉菌を減らし、腸の働きを整える。胃腸薬にも利用されている)
  • ビフィズス菌(腸内の腐敗菌などの有害菌を退治し、腸内細菌のバランスを保つ。乳酸や酢酸を作り腸の働きを活発にする)

*ただし、サプリメントに含まれているビフィズス菌は腸内に定着しにくいです。効果を感じるためには、毎日継続して摂りましょう。

  • オリゴ糖(胃の中の消化酵素で分解されないので、直接大腸まで運ばれ、ビフィズス菌など有用菌の栄養になる)

 

疲れやすい

  • ビタミンB群(エネルギー代謝に欠かせない)
  • アスパラギン酸(アミノ酸。疲れに対する抵抗力を高める)
  • ビタミンC(ストレスや疲労をやわらげる)
  • マグネシウム(糖質をエネルギーに変換し、神経を安定させる)

疲れやすい原因は

  • 代謝が悪く、栄養素がうまくエネルギーにならない
  • ストレスで神経が疲れている
  • 乳酸やアンモニア等の疲労物質が体内に溜まっている

です。現代人に不足しやすいビタミンB群は、乳酸を排出したり、神経の働きを高め、疲れを和らげるのに大切な栄養素です。

普段の食事で積極的に摂るように心がけ、特に疲れた時にサプリメントで補うと良いです。 

アスパラギン酸は、循環器系に入ると毒性を発揮するアンモニアを、尿と一緒に排出するので、中枢神経を守ります。

 

かぜをひきやすい

かぜをひきにくくするには、免疫力を高める、抵抗力をつけることが重要。

  • ビタミンC(免疫力を高め、ウィルスに対する抵抗力を強め、風邪の予防と改善に効果が期待できる)
  • カテキン類(強力な殺菌・解毒作用でウィルス感染を予防)
  • ビタミンA、β-カロテン(粘膜を丈夫にして抵抗力をつける)

 不足すると、喉や呼吸器からウィルスが侵入しやすく、風邪を引きやすくなるので不足しないように注意しましょう。 

 

まとめ~サプリメントを上手に使って健康管理

食品だけでは不足しがちな栄養素を、サプリメントで補う、あるいは、体調不良の時の改善のために飲む、と言った使い方は何かしらの効果を期待することが可能です。 

しかし、ハナからサプリメントで栄養を取れば良い、という考え、それだめ!ですよ。 

サプリメントは薬ではありませんから、たくさんとっても問題はない、と考える人もいますが、過剰摂取は良くありません。種類や飲み合わせによっては悪影響がある場合もあります。 

まずは食品から様々な栄養をバランス良く摂ることが重要です。 

同じビタミンCでも、様々なメーカーから発売されていますが、中にはほとんど有効な成分が含まれていない物もあります。サプリメントを選ぶ目も必要です。 

サプリメントで不安なことが有れば、医師やサプリメントアドバイザーの資格を持つ管理栄養士や薬剤師に相談してください。 

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