巣鴨といえばとげぬき地蔵、地蔵通り商店街はおばあちゃんの原宿と言われています。世界初ミシェラン1つ星を獲得したラーメンの順番待ちの間にブラブラ、昭和の雰囲気を残す商店街を楽しんできました。
世界初ミシェラン一つ星のラーメン店と地蔵通り商店街
いつもの女子会、今回はラーメンと水炊きがメイン行事、おまけが塩大福です(笑)。「なんでわざわざ巣鴨までラーメンを食べに行くの」と話をよく聞いていない私は思ったのですが…
なんと「世界で初めて一つ星としてミシェランガイドに掲載されたラーメン店」だそうで。その名はJapanese Soba Noodles蔦。
まずは整理券をゲットし、指定された時間までの待ち時間に地蔵通り商店街散策です。
ミシェランガイド1つ星・蔦
巣鴨駅北口を出たら、サミットストアの横道にあるお見せに一目散!整理券をゲットします。
蔦はミシェランガイドの星を獲得したラーメン店として有名ですが、カウンター席が9席のみ。路地にありますから行列ができると近隣の迷惑になります。
そのため整理券(デポジット1000円、入店のさい返金されます)を手に入れて、指定された時間までどこかで時間つぶしをするというわけ。
この日は珍しく空いていたようで希望の時間の整理券を確保できました。強風で雪の予報もあったからかもしれません。(幸い、予報は外れましたが)
整理券情報は公式ツイッターから確認でき、混雑しているときは早い時間にストップしてしまうことも有るようです。
1月26日は回転7周年ということで、お店の前にお花が飾ってありました。
待ち時間はいったん、とげぬき地蔵まで行きました。
ラーメンを食す!
指定時間にお店に戻り、ビルの横で待つこと10分程度。スタッフが呼びに来てまずは食券を販売機で購入し、スタッフに手渡したらもう一度外に。
更に10分ほどでようやく席に付けましたよ。店内は狭いけれどキレイで、それに「静か」…なんだか、ラーメン店というイメージとはちょっと違うかなとも思いました。
注文したのは「塩全部のせ」1800円。トッピングは単品でも注文できるのですが、全部のせはちょっとお得です。
チャーシューはまるでしゃぶしゃぶ用のお肉みたいに薄く、上品で繊細なお味。口の中でとろけるようで美味しかったです。
その他にも九条ネギやワンタン、味玉などが乗っています。(いつものことながら、美味しそうに撮れませんでした^^;)
ご飯もいろいろ。小ぶりのお茶碗にぎゅーっとつまったてんこもり!これはつけそばと卵がけご飯です。
こちらは醤油とチャーシューご飯
お土産の醤油ラーメン3人前1200円
Japanese Soba Noodlesは上品でそれなりに美味しかったですが…私個人の見解ですがリピートなしかなあ。
巣鴨地蔵通り商店街お参りポイント
蔦の待ち時間に一度とげぬき地蔵まで行きましたが、ラーメンを食べたあとにもう一度、今度はじっくりブラブラしました。
巣鴨から地蔵通り入り口の眞性寺、中程手前のとげぬき地蔵、反対側入り口の庚申堂猿田彦大神とお参りポイント。
「おばあちゃんの原宿」と言われる商店街は、なかなか味わい深い賑わいです。まずはお参りポイント3箇所。巣鴨川の入り口から順番に。
- 江戸浴地蔵尊 眞性寺
- とげぬき地蔵尊高岩寺
- 巣鴨庚申堂猿田彦大神
江戸六地蔵尊 眞性寺(真言豊山宗派醫王山東光院眞性寺)
こちらのお寺は通り過ぎただけでお参りはしませんでした。
江戸の出入り口(巣鴨は中山道の出入り口)に置かれ、旅の安全を見守る江戸六地蔵尊の1つで、お地蔵様は大きな傘をかぶり杖を持たれています。
地蔵菩薩像(高さ2.68m、蓮花台座を含むと3.45m)は現在京都で修復中で、写真中央に写っているのは「身代わり地蔵尊」です。
御朱印もいただけます。
- 御府内八十八箇所のご朱印「本尊 薬師如来」
- 江戸六地蔵尊 中山道
松尾芭蕉の句の石碑が境内にあります。(写真の石碑*は句碑ではありません。)
「志ら露も古保連ぬ萩のう禰里哉」(白露もこぼれぬ萩のうねりかな)
裏面には杉山杉風(すぎやまさんぷう)の「萩植て ひとり見習ふ 山路かな」の句も刻まれているそうです。
* 弘法大師一千五拾年・興教大師七百五拾回供養塔、日露戦争巣鴨町紀念碑、大震火災遭難者供養塔
とげぬき地蔵尊高岩寺(曹洞宗萬頂山高岩寺)
御本尊は霊験あらたかな延命地蔵菩薩「とげぬき地蔵」、洗い観音です。御朱印は延命地蔵尊。
御本尊は秘仏なので拝めませんが、「お御影(おみかげ)」をいただくこともできます。
洗い観音は、自分の体の悪いところと観音様の同じ場所に水をかけて磨き、治療を祈願します。行列ができていました。
隣には小僧稲荷。お寺の中になぜお稲荷さんが有るのか、考えてみると不思議です。
東京下谷にあった高厳寺に住み着いた三つ目のたぬきを、小僧稲荷として境内にまつり、その寺が巣鴨に移転したという説もあるそうですが…
高岩寺の歴史
- 慶長元年(1596年)江戸湯島に開かれる
- 約60年後下谷屏風坂に移る
- 明治24年(1891年)現在地に移転
巣鴨庚申堂猿田彦大神
高岩寺を過ぎ地蔵通り商店街を都電庚申塚駅方面に向かうと、商店街の反対側の入り口に有る庚申塚。江戸時代に中山道の休憩所として栄えたそうです。
現在は道の神、旅人の神とされ、道祖神と同一視された猿田彦大神も合祀されています。
実はこちら、私は実際に脚を運んだわけではなく、高岩寺で単独行動をしていました。なので一緒に行った友人が撮った写真をお借りしたものです。
友人たちがお参りにでかけたあと、1人高岩寺に残って何をしていたかと言うと…
当たらない占い師、高島易断
当たらない占い師、尾原常太さんの鑑定を受けていました。お金を出して占いをしてもらう。という発想は今までなかったのですが…
最近色々ありまして、全くなんの縁ももゆかりもない人に聞いてみる、というのもありかと。
先客がいたので、少し待ちました。鳩も順番待ちをしていましたよ(笑)。何を占ってもらいたいのかなあ。
尾原常太さんのことは、以前知人が占ってもらったという話を聞いていたので興味があり、とげぬき地蔵に行くことがあったら、よってみようかな、という気持ちもありました。
更に、期間限定クーポン(笑)のようなものがあって、これはもう「占ってもらいなさい」という天の声に違いありません!
鑑定結果は…
現状を言い当てられました。そしてこれからの方向性を示してもらいました。
「占いなんて一種の気休め」的に捉えていましたが、頼りたくなるにはそれなりのわけが有るんだなあと、つくづく感心。
とはいえ、格安クーポンの鑑定なので当たり障りのない範囲で終わってしまった感は拭えません。
不思議なことに境内ではなく鑑定所で、じっくりと鑑定依頼をしてみようかな、という気持ちにはなりました。もちろん正規の鑑定料を払ってですよ。
常太さんは巣鴨とげぬき地蔵尊の境内、門をはいってすぐ左にいます。当たらない占い師、とテレ東の「出没!アド街ック天国」でも紹介されたりしています。
まとめ~巣鴨のミシェランラーメンと地蔵通り商店街のお参りポイント
ラーメンというより、Japanese Soba Noodleがぴったりの蔦。話の種に行ってみてもいいかな。
巣鴨地蔵通り商店街は、ノスタルジックな佇まいを残し昭和の香りがそこかしこに。気になるお店がたくさんありました。
今日はミシェランラーメンと3箇所のお参りポイントのご紹介まで、女子会残りは次回に。
「Anのひとりごと」~今日も1ページ
お参りポイントでは、地蔵通り商店街のホームページを参考にさせていただきました。ありがとうございます。
お参りポイントやお見せの詳細マップなどの情報がたくさんあり、マップのダウンロードもできますので、おばあちゃんの原宿に行ってみたい方はぜひ参考にされてください。→