健康と日々の徒然~Anのひとりごと

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アラフォーの健康を脅かす、男の更年期の症状~サプリで予防は可能か

生活習慣病の予防と改善が健康寿命を左右することは、認知されてきましたが、更年期障害も、40歳以降の健康を脅かすものの1つでもあります。生活習慣病を予防する食事を心がけることで、更年期の症状の予防にも役立つと考えられています。更年期を元気に乗り越えるための栄養やサプリメントについて、考えてみましょう。

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辛い更年期を乗り越えるには栄養バランスが重要

40歳を超えた頃から、骨粗しょう症、糖尿病、動脈硬化、肥満、がんなどの生活習慣病のリスクが急激に高くなります。 

更年期は生活習慣病の予防をすることで、元気に乗り越えられるとも言えるのです。そのために重要なのが、栄養バランスのとれた食事です。 

 

男の更年期を元気に乗り越えるには栄養がキーワード

更年期に現れる体調の変化は、男女ともにホットフラッシュ(急に体や顔がほてり、どっと汗をかく)や冷え、のぼせなどの血管運動神経系の症状が主に現れます。 

更年期障害、というと閉経前後の女性の症状と思われてきましたが、近年男性の更年期についても、クローズアップされるようになり、女性同様、更年期障害に苦しむ人が多いことがわかってきました。 

働き盛りに辛い更年期の症状が現れたら、ショックだし仕事にも差し障りが生じます。元気で更年期を乗り越えるためには、サプリやトクホもうまく取り入れてバランスのとれた栄養を。

 

男の更年期

男の更年期は、女性の閉経のような生理的変化はなく、50歳前後から体調の変化がおこります。男性ホルモンの現象が関わっていると推測されています。

前立腺の肥大でおこる様々な症状も、更年期に起こると言っても良いでしょう。

 

前立腺肥大症の症状は、前立腺肥大症はオトコの更年期?尿トラブル解消と夜の生活の関係、で詳しくお伝えしていますので、参考にされてください。

 

女性の更年期

女性の更年期は閉経年齢の平均、50歳を挟んだ前後10年ほど。

第2の思春期と言われるように、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が減ることで心身に変化が起こり、更年期特有の様々な症状が出始めます。

 

辛い更年期障害の症状と栄養の関係

この他に強い疲労感、倦怠感、うつ状態などの様々な不定愁訴が起き、日常生活に支障が出るほど強い症状の場合を、更年期障害と呼んでいます。

体質や社会的・心理的な要因などで症状の出方は異なりますが、食事の内容も大きく関係しているという報告もあります。 

たんぱく質、ビタミンB1、B2、C、A、カルシウム、鉄の摂取量が少ないと不定愁訴が表れやすい。特に女性では栄養素が欠乏気味であると、閉経の1年以上前から、不定愁訴を感じ、栄養状態の良い人は、閉経後1年以上たってから感じる、という報告も。 

 

更年期症状の予防には生活習慣病を予防する食事を

生活習慣病を予防する食事が重要なポイントとなります。特に

  • 良質のたんぱく質
  • ビタミン、ミネラルなどの微量栄養素

を十分取ることです。

 

栄養素をバランス良く摂る

健康によいと言われているものでも、特定の食品だけを摂り続けると栄養の偏りがでます。また、一日の食事でバランス良く栄養を摂れるのが理想ですが、実際には思うように行きません。 

特に不足するビタミンやミネラルといった微量栄養素は、ストレスが強くなると大量に消耗し、空気汚染や残留農薬などの有害物質が体内に入ると、解毒として使われます。現代は慢性的にビタミンやミネラルが不足しているのです。 

しかも、野菜に含まれるビタミンは、以前に比べて相当量減っています。通常の食事だけでは、微量栄養素を十分に補うのは難しいといえます。 

 

サプリやトクホなどの健康食品の活用と注意点

食事の改善よりも、手軽なサプリなどの健康食品に走る人が少なくありませんが、まずは、食事からバランス良く摂ることを最優先にします。 

食品からだけでは、どうしても不足する栄養素を補う目的として、サプリを上手に利用しましょう。

 

含まれている成分や働き方について理解して利用する

吸収率が良くなかったり、必要な成分は実はわずかしか含まれていない、と言った粗悪な商品もないとは言えません。

良いと思って飲んでいたサプリが、実は何の効果も期待できず無駄な出費をしていた、と言う笑えない話も後を経たないのです。 

薬ではないため摂り過ぎなければ、害や副作用はほとんどありませんが、簡単に個人輸入が出来る物の中には、日本では認可されていない成分が含まれていることもあり、事故も増えています。

十分に注意し、専門家に相談して利用することをオススメします。

 

サプリメントや特定保健用食品(トクホ)

サプリに関しては、賛否両論ありますし、品質や効能書きに疑問のあるものも少なくありませんが、近年のサプリは吸収率や体への親和性がよくなり、以前と比較して、質は格段に向上しています。 

現在の栄養事情を考えると、栄養機能食品などを補助的に利用することも、必要な場合もあるといえます。

勿論補助食品ですから、まずは食品から様々な栄養素を摂っておかないと、サプリがきちんと吸収されなかったり、働かなかったりすることを理解しておかねばなりません。

 

健康補助食品: 健康に役立つ食品成分を補給できるもの

保健機能食品: 特定保健用食品(トクホ)と栄養機能性食品が有ります

  •  特定保健用食品(トクホ): 血圧の調整や血糖値を下げるなど、ある種の健康機能が科学的に認められた食品のこと。
  •  栄養機能性食品: ビタミンやミネラルの補給をするもので、狭い意味でのサプリメント。

 

サプリの栄養成分表示

サプリには栄養成分の表示が義務付けられていますが、健康食品の中には品質基準の曖昧なものも少なくありません。

利用する場合は、科学的に健康効果が証明されているもの、信頼できるメーカーのものを選ぶことも大切です。 

保健機能食品には厚生労働省の認定表示があります。健康補助食品に関しては、目安となるのが

(財)日本健康・栄養食品協会のJHFA認定マーク

同郷会の基準を通り、品質が保証された商品にのみ表示が許されています。

 

薬効型サプリメント

いちょう葉エキス、メラトニンなど普段の食品からは摂取できない成分を抽出したサプリには、薬に近い働きをするものも有ります。 

薬効成分型サプリメントと呼ばれます。天然ハーブを配合したサプリの殆どがこのタイプです。

何種類も一緒にとったり、薬品と併用すると副作用を起こすことがあるので、注意が必要です。 

不安なときは医師や、サプリメントアドバイザーの資格を持つ管理栄養士、薬剤師に相談してください。 

サプリメントは食品に近いので、副作用が無くて安心と思っている人も多いですが、過剰摂取は良くないし、併用してはいけないものもあるので、注意書きをしっかり読んでから利用しましょう。 

 

まとめ~男の更年期、サプリもうまくつかって乗り切ろう

40歳ころから現れ始める更年期の症状。生活に支障があるほどの症状は更年期障害となります。

従来女性の閉経に伴う症状、と言うイメージが強かった更年期障害ですが、近年男の更年期もクローズアップされています 

辛い更年期障害の予防には、生活習慣病の予防と同様の対処がおすすめです。今回は栄養バランスの視点から考えてみました。

男の更年期を元気で乗り切るためには、食品からバランス良く様々な栄養を摂ることを心がけ、不足するものを健康食品、サプリやトクホで補うことをオススメします。

勿論、女性は尚更、栄養が重要なポイントとなります。 

栄養機能食品、サプリや特定保健用食品、トクホについての理解も深めておきましょう。 

次回は、体調不良を改善するにはどんなサプリメントがあるのか、お伝えする予定です。  

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