尿漏れは女性では出産後などに多く、最近は若い男性にも多くなっていますが、今回は女子限定、本当は尿で無い「尿漏れ」もどき。大抵は健康上の問題はありませんが、病気が原因のことも。
女子限定の尿漏れもどき、病気?対処法は?
調べてみると、以外に多い悩みでした。尿漏れもどきが気になって、温泉でもゆっくりできないのは損ですものね。
ちょっとした工夫で改善できるので、安心してください。
しかし、病気が原因の場合もあるので、頻繁に起こり生活の質に支障がある場合は、病院で相談することが大切です。
お風呂から出た時、ちょろっと出てくること無い?
尿漏れじゃないの?
ちがうのよ、ほら、あそこからちょっと出てきて…
そんなことないでしょう
ある!ちょっとなんだけどね。お湯が入ってそれが出てくる感じ。
えぇ“~!
そんなことあるの?お風呂から出るといつも?
うん、下着がちょっと濡れちゃうのよね。お風呂から出たときだけなんだけど。
あっ…って。
私も! 困るよね、どうしてる?
お風呂あがりのちょろっと漏れ
事の発端はスーパー銭湯で開催(笑)されたジム仲間の女子会トーク。お風呂から出た後、下着がちょびっと濡れることがある。という話題で盛り上がりました。
「お湯が膣の中に入ってしまい、それが出てくるんだ」というのです。
それはないでしょう。と思ったのですが、実際に3人が「ある、ある!」
そればかりか、ヨガなどのレッスン中に空気を吸い込むのか、膣からおならのような音が出ることがあって、恥ずかしいので辞めたと言う衝撃的な告白。
尿漏れもどき、膣からの水漏れ、おならのような音の正体は?
尿漏れもどきは、お風呂あがりの工夫で大抵は問題なく処理できます。対処法は尿漏れと同じで、肛門の括約筋を締める運動、それにプラスして気の持ち方です。
漏れを意識しすぎてお湯を吸い込んでいるかも
「膣の中にお湯が入るのが原因」と思って、膣の中にお湯を取り込まないよう、いつも力を入れている、という人もいます。
しかし、膣は単なる粘膜の筒で、いつも開いているわけではなく、通常は粘膜がピッタリと閉じています。少々のことではお湯や空気は入り込みません。
意識しすぎて力を入れることが、かえって吸い込む結果になっているのかも。
力を抜いてお風呂に入ってみましょう。それで改善されるかもしれません。
また、出産や加齢で骨盤底筋や括約筋が緩み、何かの拍子にお湯や空気を吸い込んでいる可能性もあります。
尿漏れもどきの対処法
膣からの水漏れは、お風呂あがりに起きる現象です。お風呂から上がるときに
- 膣内のお湯が出やすい体制をとる
- シャワーで上がり湯をかけている時に、膣に力を入れてお湯を出す
- 体を拭くときに、陰部にタオルをあててお湯を吸い取る
などの工夫をすれば温泉など、ひと目がある場所でも大丈夫。
また、緩んだ括約筋を締める運動も効果が期待できます。
肛門の括約筋と膣を取り巻く菌は8の字のようにつながっています。肛門を締めることで、括約筋が締まり、膣も締まってきます。
産後に緩んだ膣を引き締める運動です。イメージとしては
- 排尿をするときに、尿を途中で止める、何回かに分けて排尿をする
- 排便の時は、途中で便を切るようにに肛門をしめる
用な感じです。
立っていても座っていても、寝ていても、どこでも気軽にできるし、人に気づかれることもありません。高齢で尿漏れに悩んでいる人たちにも、効果がある方法です。
漏れや音を気にしない
膣からの水漏れは、普段の生活では起きません。お風呂あがりの工夫で対処できます。漏れたお湯をタオルなどで吸い取ってしまえば、下着を濡らすこともありません。
膣からのおならも、さほど大きな音がするわけではないので、人に聞こえることはないと思いますし、もし聞こえるほどの音だとしても、「空気が入って音がでるのよ」とさらっと言えば良いのです。
眼から鱗、初耳情報で話が弾むかもしれませんよ。
病気が原因かも!医療機関を受診してください
日常で頻繁に起こるようなら、以下の様な病気の可能性もあるので、婦人科、泌尿器科などを受診することをおすすめします。
他の手術の合併症として起こることが多い、胱膀膣瘻(膀胱と膣に穴があく病気)、尿管膣瘻(尿管と膣に穴があく)。
水様帯下(すいようたいげ)の場合もあります。尿漏れと間違いやすい水っぽいおりものです。
内性器感染症もしくは婦人病、その他「卵管ガン」「子宮筋腫」「子宮体ガン」のほか、「子宮頸ガンのうちの腺ガン」でも水様帯下が分泌されることがあります。
まとめ~女子限定の悩み尿もれもどきの対処法
お風呂あがりの膣からのちょろっと漏れ、体を動かした時の膣のおなら。大抵は健康上に問題のない現象です。
尿漏れもどき、膣からの水漏れは、本来の尿漏れとは違うので、お風呂あがりだけ。ちょっと工夫をすれば問題無いですね。
膣からのおならもどきの音も、気にし過ぎないことです。
お湯が入ったわけでもないのに、水が漏れる場合は、何かの病気かもしれません。婦人科、泌尿器科などの受診をおすすめします。
※「尿漏れもどき」は私の造語です。実際にそういった症状、病気があるわけではありませんのであしからず。
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