健康と日々の徒然~Anのひとりごと

心と体の健康を大切にしたい方へ贈るひとりごと

しわ対策シワ改善効果認定でヒートアップ!資生堂は豪華女優陣

豪華女優陣が次々と現れるCM、なんでも資生堂がしわを改善するクリームを開発したとかどうとか。女優さん達、しわやシミがなくハリの有るお肌をしていて羨ましいなあ。でも、維持するには一体どのくらい手間暇をかけているのだろうか、など「持たないもの」のやっかみもあったのですが…

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医薬部外品として効果認定「純粋レチノール」

今朝の朝日新聞にしわ「改善」に医薬部外品、国が効果認定という記事がありました。昨日見たCMはこれのことだったんだ!と今更ですが納得。

ポーラの商品発売のことは全く知りませんでした。しわに悩む乙女(昔の?)一人として、ちょっと気になるCMでしたので、さらっとご紹介することにしました。

「レチノールと純粋レチノールの違い、また、それがどんなもので、肌に効果を与えるメカニズムはああだこうだ、云々」

は今回は触れていません。期待していただいた方がいらしたらごめんなさい。厚生労働省がしわの改善効果を認定した化粧品が発売、CMの女優陣が豪華、というだけの中身です。はい。

今回資生堂が発表した「純粋レチノール」という有効成分が、医薬部外品としてしわを改善する効果があると認められ、厚生労働省から商品化を認められたのが今年2月だそうです。販売は6月から。

先行するポーラ化粧品は、今年元日に美容液を発売して、1ヶ月で約25万個を売り上げたとか。

レチノール

ビタミンA とは、レチノール、レチナール、レチノイン酸およびこれらの3-デヒドロ体と、その誘導体の総称で、ビタミンの中の脂溶性ビタミンに分類される。化学的にはレチノイドと呼ばれる。狭義にはレチノールのみを指してビタミンAと呼ぶこともある。ビタミンAは動物にのみに見られる。 出典:Wikipedia ビタミンA

しわ対策商品の開発は化粧品業界の悲願

しわは女性の普遍の悩みでもありますが、化粧品メーカーにとってもしわに効果のある商品の開発は悲願。

「しわの改善効果」を医薬部外品として初めて厚生労働省が認めた成分を、ポーラと資生堂が商品開発に成功した背景には、膨大な時間と資金をかけた研究があります。

資生堂は約30年前から純粋レチノールの研究を続けてきたそうです。ポーラは商品の完成までに7年、さらに厚生労働省の審査に8年、投資額はなんと15億!

まともな化粧品の多くが高額であることも、納得できますね。

純粋レチノール

純粋レチノールは、資生堂が約30年間かけた研究と基礎技術で、しわ改善の新効能の承認を日本で初めて取得した有効成分です。6月21日(水曜日)に発売予定。

商品は「エリクシール シュペリエル エンリッチ ド リンクルクリーム S」目元や口元のしわを改善する薬用クリームです。

純粋レチノール配合しわの改善に資生堂エリクシール レチノバイタルクリームV

販売名レチノバイタル クリームV参考価格15g入り税抜5800円。

-薬用有効成分 純粋レチノール配合
ヒアルロン酸を生み出し、水分量を増やすことで柔軟な肌に導き、しわを改善する初めての薬用有効成分
出典:(株)資生堂 ニュースリリース2017年4月20日

純粋レチノールが肌のヒアルロン酸を引き出すのが特徴で、皮膚の水分量を増やすことでふっくらとさせしわを改善するのだとか。

レチノール

レチノールはビタミンAの一種で古くからしわやたるみに効果が期待できる、とアンチエイジング成分として知られています。

化粧品に含まれるレチノールは、ビタミンA誘導体が殆どで成分を安定化・低刺激化されています。

体内に摂取されたレチノールは皮下組織でレチノイン酸に変化してターンオーバーを促進します。

しかし、レチノールの安全性や期待される効果については、賛否両論があることも確かです。

*レチノイン酸はレチノールよりも作用が強いですが、医薬品なので医師の処方が必要。

  • レチノール
  • パルミチン酸レチノール
  • 酢酸レチノール

などと表示されています。

不安定なレチノール

レチノールも純粋レチノールも、熱や光、酸素に弱く、非常に不安定な性質を持っています。今回発売される商品は、特別な陽気を採用しているそうですが…

不安定であるということは、肌に刺激を与えます。肌荒れや炎症には十分注意が必要かと思います。すぐに顔に使用するのではなく、まずは、目立たたない場所で試してみましょう。

又、使用中は肌が敏感になります。紫外線対策を忘れないようにしてください。敏感肌やニキビ肌のかたは、使用前に医師に相談するなどをお勧めします。

レチノールはビタミンAの一種ですので、過剰に摂取すると頭痛や吐き気を催すこともありますが、化粧品として皮膚に使用する場合は、ほとんど影響はないと思われます。

副作用

ターンオーバーを促進するので、皮膚の炎症や肌荒れなどが起こることがあります。

レチノールでもカネボウのロドデノールによる白斑事件のように被害がでて、2013年12月に第一三共ヘルスケアのダーマエナジーと言う化粧品が,、販売中止になった事件もありました。(パルミチン酸レチノールが配合されていました)

 

しわ対策商戦の加熱?

ポーラが発売した商品は「リンクルショット メディカルセラム」20g入り税込16,200円。ポーラを代表する商品として位置づけているようです。


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で見る

資生堂は、純粋レチノールを含む商品を引き続き発売する予定で、「しわ改善を掲げる商品の市場は大きくなっていく」と期待しています。宮沢りえさん、石田ゆり子さんら6人の豪華女優陣が揃ったCMが今後も楽しみ!

しわ改善商品開発

女性の永遠の悩みと同じように、業界にとってもしわの軽減に効果のある商品は悲願。

古くからしわ対策は開発がおこなわれていましたが、医薬部外品として特定の効果を表記した商品の販売のハードルを、なかなか越えられませんでした。

それは、しわの改善効果を評価する基準が各社ばらばらで、客観的な指標がなかったためです。

そこで東京女子医大の川島教授や皮膚科医やメーカー研究者らで作る日本香粧品学会が2006年にしわの深さを測る統一基準を作って、改善効果を証明しやすくしました。

そういった取り組みなどが、今回の厚生労働省の効果認定に繋がったのだと思います。

参考:朝日新聞2017年4月21日朝刊

 

まとめ

しみ・しわ・たるみ・はり…女性の肌の若返りへの悩みはいつの世も尽きることなく…健康食品界では、トクホや機能性表示食品と言った商品が目白押しですが、美容の分野でも「しわの改善」効果を厚生労働省が認めた成分の商品化が認められました。

しわの軽減に効果のある商品の開発は業界の悲願、2017年は数十年にも渡る開発がようやく花開いた年となりました。

実際に使った人の使用感や効果などはこれからですが、業界もシワ対策はこれから拡大していく市場として期待しているようです。

女性にとっても、しわのない肌への若返りが本当に期待できるのであれば、高額な商品でも頑張って手に入れたい!と思うことでしょう。シワ改善商品、私は、欲しいです!

「Anのひとりごと」~今日も1ページ