健康と日々の徒然~Anのひとりごと

心と体の健康を大切にしたい方へ贈るひとりごと

肩に石灰の塊!長年続く痛みの原因は石灰沈着性腱板炎~注射で改善!

肩を動かしたときの左肩の痛みがずぅ~~っと続いていました。50肩では?と言われつつ、レントゲンで判明した痛みの原因はなんと沈着した石灰の塊、石灰沈着性腱板炎。長年続いた痛みが注射一本で劇的に改善! 頑固な肩こりも楽になった気が。

石灰沈着性腱板炎~穿刺で改善

肩の痛みの原因は石灰沈着性腱板炎

長年続く左肩のいたみ、上方向は問題なく挙げられるのですが、横方向斜め上に動かすと激痛が…一時は手を伸ばすのも辛く日常生活にも支障をきたすほどでした。

今回意を決して(笑)整形外科を受診した結果、見事な石灰の帽子が見つかりました。

症状を伝えると「50肩でしょう」と言われましたが、「いえ、そうではないです!」と一生懸命(笑)説明しました。

 

レントゲン検査で判明したのは、石灰沈着性腱板炎

その場で注射針を使った治療をしてもらったところ、まだ完全復活ではありませんが、2日目にして劇的に動かせる範囲が広がりました。

長年付き合ってきた肩を動かした時の痛みとやっとおさらばできそうです。気のせいかもしれませんが、頑固な肩こりもなんだか和らいだような…

受けた治療内容の覚書です。また、そもそも石灰沈着性腱板炎とは何かを調べてみました。

 

石灰沈着性腱板炎の治療

石灰沈着性腱板炎

その場で行った治療は…

「注射器で石灰の塊の中から中身を吸い出し、その後薬を注入する」でした。半端なく痛かったけど。 

 

石灰の沈着は腱板内にみられ形や大きさは様々ですが、当方のレントゲンには左端にちょこんとかぶった帽子に見える見事な塊がくっきり!

「石灰性腱板炎」で画像検索すると、いろいろな症例がでてきますが、私の帽子ほど立派なものは見当たらない。お願いして可能なら写メに撮っておけば良かったです。

医師も私の石灰の塊の見事さに感服(笑)したのか、うれしそうに「注射で中身を吸出し、薬で治療しますか」と間髪を入れずに提案。その後

「うまく行けば治ります」だって…

 

「うまくいかなかった場合は、どうなるんですか」と訪ねても笑うだけで返事がありません。おいおい。

まあ理論上は考えられるし、ここは医師を信頼して(痛そうだけど)治療を受けることを決めました。

 

いざ吸引!穿刺(せんし)を行いました

レントゲンを確認し触診で位置を決め、注射器をブスリ!針が刺さったときはもちろん痛かったのですが、その後がもっと痛かった。

1回目の吸引: 「あれ、でてこないなあ」(え……)

2回目の吸引: 「。。。。。」 (グリグリ、ヒイー 痛いです!)

3回目   : 「溶かす薬を入れますよ」(イ・タ・イ…)

みたいな感じ(だったかな、痛かったこと以外よく覚えていません)で治療は終了。

針を刺したところのぐりぐりされた痛みは残っているものの、「おや、動く!」そう、確かに痛みが出る範囲が狭まっています。

 

石灰沈着性腱板炎の治療

  • 保存治療(肩の安静、痛み止め内服、石灰の穿刺*・ステロイド注射)
  • 手術(保存治療で改善が見られない場合)
  • リハビリ(温熱療法、運動療法)

*穿刺(せんし):中空の針を体に刺して内部の液体を吸い取ること。 

今回の治療は穿刺でした。腱板に針を刺し、沈着した石灰を破って中のミルク状の石灰を吸引する方法です。

しかし、帰宅後確認してみたところ驚愕の事実が判明。

穿刺は石灰の沈着している場所を確認、治療効果を上げるため、「X線透視をしながら行われることが多い」らしい。

今回の治療は、X線写真と触診でターゲットを絞った医師の腕が良かった、ということにしたいです。

 

石灰沈着性腱板炎とは

肩の痛みの原因は石灰の沈着だった

肩の痛み、というと代表的なのが四十肩(五十肩)ですが、症状が似ていても肩腱板内に石灰が沈着していることが原因のこともあります。

腱板断裂の場合もあり、四十肩かなと思ってもきちんと検査を受けることをおすすめします。

レントゲンで石灰の塊が見つかれば、石灰沈着性腱板炎です。中年女性に多く発症します。 

原因と病態

40~50歳代の女性に多くみられます。肩腱板内に沈着したリン酸カルシウム結晶によって急性の炎症が生じる事によって起こる肩の疼痛・運動制限です。 

この石灰は、当初は濃厚なミルク状で、時がたつにつれ、練り歯磨き状、石膏(せっこう)状へと硬く変化していきます。石灰が、どんどんたまって膨らんでくると痛みが増してきます。そして、腱板から滑液包内に破れ出る時に激痛となります。 

病状・病気をしらべる>石灰沈着性腱板炎 日本整形外科学会

(内部URL: /public/sick/condition/calcific_tendinitis.html)

  

まとめ~肩の痛みが穿刺で改善、肩こりも楽になった気が

長年悩まされてきた左肩を動かすときの痛み、原因は石灰の塊、石灰沈着性腱板炎でした。

石灰に針を刺し、中身を吸い取る治療で劇的に改善!

治療は痛かったけれど、慢性的な痛みからは開放されそうです。肩こりもなんだか楽になった気もするし(笑)。

もっと前にちゃんと診断を受けていれば、治療ももう少し楽だったかも。

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