健康と日々の徒然~Anのひとりごと

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波濤を超えて~明治座市川猿之助奮闘公演観劇でのあれやこれや

明治座150周年公演「不死鳥よ波濤を超えて」代役の市川團子さん公演、観てきました。まさに「奮闘公演」若い才能が大きく開き、力強く羽ばたいていきますように。

波濤を超えて~明治座市川猿之助奮闘公演のあれやこれや

明治座150周年市川猿之助奮闘歌舞伎公演

18日飛び込んできたニュースには本当に驚きました。

楽しみにしていた初の歌舞伎観劇は3日後。当日の昼公演は中止されましたが、夜の部は代役で開演され、またまたびっくり。

 

代役の中村隼人さん、もともと千秋楽で猿之助さんの役を披露するため急遽の代役でも可能だったのですね。

まさにスーパー歌舞伎!

 

昼の部の代役は難しいだろうと中止だと思っていましたが、なんと1日休演しただけで市川團子さん代役で再開!

 

突然の大役を任された19歳の市川團子さん。もともと歌舞伎界には詳しくないので名前はもとより、香川照之さんの長男と言うことも知りませんでした。

明治座150周年市川猿之助奮闘公演、明治座内のポスター

 

明治座前ののぼり旗

明治座前ののぼりには市川猿之助さんの文字が風に揺らいでいました。

ポスターなどもそのまま。

 

昼の部、20日公演では涙ぐむ方もいたらしいです。

2日目の今日の公演を見てさもありなん、と思いました。

 

普通の観劇大好き人間にすぎない私も、登場後すぐの歌唱シーンでは思わず涙が…

 

18日の突然のショッキングなニュース。突然の大役を演じることになった若手の胸中、その後の様々な報道などが脳裏に浮かび、感極まった、と言うことなのかしら。

 

 

セリフ回しや所作などに多少こなれていないような部分もありましたが、わずか1日の通し稽古でほぼ出ずっぱりの演技、本当にありがとうございました。

 

重圧も不安もあったでしょう。しっかり稽古をしたうえで臨みたかったのではないでしょうか。

 

稽古を見てくれる師匠の存在、今後どうなるかも心配ですが、市川團子さんと言う原石が磨き磨かれていく過程を見守りたくなりました。

 

ざっくり物語の背景と気になる演者さん

今回の演目は日本と海の向こう(波濤を超えた地)、幻の都ローランが舞台となっています。

「壇ノ浦の戦いで戦死したとされる平知盛が海を渡り、幻の都ローランに落ちのびたと言いう大胆な設定」公式ページより

 

波濤とは大きな波、大波のことですが、 波をへだてたかなた、はるかに遠いところと比喩的にもちいることも。

 

知盛をめぐる善悪二人のうち、悪:宰相武完役の下村青さん、歌舞伎とは違う声量に圧倒されました。

それもそのはずもともと劇団四季に所属していた俳優さんでした!

 

もう一人の善:宋の水軍の将、楊乾竜役は夜の部で代役を務める中村隼人さん。

 

お二人とも貫禄があって存在感抜群です。

 

知盛の想い人白拍子若狭と横恋慕する紫蘭二役の中村壱太郎さん、女人にしか見えません!美しい!声もきれい!すごいなあ。

 

 

2階席左側で花道が全く見えなかったのは残念ですが、最後に不死鳥になっての宙乗りではすぐ前をひらりひらーり。最高でした!

 

それに・・・うっとり🥰 (笑)

 

3階席に回収(笑)され、舞台には出演者がきらびやかに並んで幕引き。

拍手は鳴りやみませんが、緞帳が上がることなく退場の案内が繰り返されました。

 

「あらま、カーテンコール無しなんだ」

 

もう一回くらい姿を現してほしいところですが、お客さんも仕方なく諦めて帰り始めました。

 

公演時間の案内板

ま、夜の部の開場がせまっているし、歌舞伎特有の事情もあるのでしょうがちょっと寂しかったのがホンネ。

昼夜連続出演の演者も多いし、体力無いとできませんね。

 

 

不死鳥になって甦る前のシーンでの知盛の言葉が、ズシンと来ます。

現実に起こったことと重ねて考えてしまうからです。

 

今日もTVではインタビュー報道されていましたが、明治座から出たところには各社のテレビクルーが待ち構えていました。

 

なぜか私も某TVの番組から打診されましたが、顔出しNGと伝えてお断り。

 

ランチと明治座土産

明治座の周りにはローソン、ハンバーガー店くらいしかなく、お昼は館内の喫茶や食事処。

あるいはお弁当になります。

 

明治座お弁当 チェーザレ特製

明治座お弁当

前回中川晃教さん主演のチェーザレを見たときは、お弁当を席で食べましたが、今回は一階の喫茶花やぐらでカレーを注文。

 

明治座喫茶花やぐらカレー

懐かしいい洋食屋さんの味がして美味しかった。ごちそうさまでした。

 

隣の方が食べていたプリン、でかいです!

お土産にできるかなあと聞いてみると取り置きができるとのことで注文しました。

 

終演後受け取りに行くと、やはり完売。取り置きしてもらってよかった。

名物明治座プリンは

・懐かしい固めの一幕
・なめらかな味わいの二幕
・卵の味が際立つ三幕

と3種類あって、私は三幕のスペシャルを購入。とろーり美味しかったです。

明治座プリン 卵の味が際立つ三幕

明治座プリン 卵の味が際立つ三幕 成分表

明治座プリンの容器

容器は素敵なカップ、何を入れて飲もうかな。カップ代も入っているのでしょう、1個750円!

次に明治座にいったら二幕を購入してペアカップにしようっと。

 

ちなみにこのお店は外から入店できるので、チケットがなくても利用できますよ。

 

大江戸きんつば

お土産にもう一つ。下りエスカレーターに乗った瞬間漂ってきた甘い匂いにつられ、戻って買ったのが人形焼きときんつば。

 

甘いものばかりでどうしましょ。

 

 

明治座へのルート

明治座の最寄り駅浜町に行く最短ルート(私の)はJR秋葉原から都営新宿線岩本町駅への乗り換え。

乗り換えと言っても地上を10分弱歩きます。

 

柳原堤跡の碑

途中、書泉ブックタワー前の交差点を過ぎ神田川にかかる和泉橋を渡ったところに柳原土手跡の碑が。

 

国旗掲揚場所

その横、自転車置き場にあったのは古い国旗掲揚所。「昭和八年八月建設」

和泉橋 大正5年3月完成

柳原堤跡

神田川下流の浅草御門から八ツ小路までの南岸に築かれた

 

劇場に向かう道すがら、こういった史跡にひょこっと出会うことが多いです。

興味のある方にはたまらないのかもしれませんね。

 

今日もあれこれ記事が上がっていますが、憶測がとびかうことなくそれぞれの最善に向かっていってほしいと願います。

 

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