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痔を持つ女は恥ずかしい?女性の痔の痛みと便秘の悪循環を断つ方法

痔の大きな原因の一つは便秘です。痔を持つ女性は意外と多い。誰にも相談できず、恥ずかしくて病院にも行けない…。特に女性に多い切れ痔についての確認、便秘→痔→便秘の悪循環を断つ方法を見ていきましょう。

痔と女性

女性と痔

痔は誰にも起こる病気ですが、女性の痔は恥ずかしさから誰にも相談できず、悪化させてしまうことも多いです。

最近は肛門科の女性医師も増えてきているし、女性専用外来のある医療機関もあり、女性が気軽に受診しやすい環境が整ってきています。恥ずかしいとためらわず早めの受診をおすすめします。

一方で「行きたいけれど、家事や育児で通院する時間が取れない。」そんなお悩みもよく聞きます。

 

薬で対処もあり

便秘が大きな原因の一つですから、痔の予防や痛みの緩和のためにも便秘の改善が重要となります。軽症のうちなら便通異常に用いる市販の薬でも対処は可能です。

おしりのかゆみ、少量の出血、痛みなどが気になる場合や、特に便秘の女性は、受診をためらう前に早めに市販薬の利用で、排便異常に対処することも検討してみてください。

無理に出さないために、内側からサポートする乳酸菌サプリもあります。女性のお尻のトラブルに、ため込んだものをやさしくスッキリ出します。

痔は男性に多いと思われがちですが、厚生労働省の発表*では、1000人の内6.5人の女性が痔に悩まされているそうです。男女の羅漢率は半々で、女性特有の発症理由もある身近な病気です。

今回は女性と痔、特に切れ痔について日常生活で注意すること、治療、予防について見ていきましょう。

*平成25年国民生活基礎調査

 

女性に多い切れ痔

男女ともに痔の中で最も多いのはいぼ痔でそれぞれ約半数ですが、2番めは男性は痔ろう、女性は切れ痔です。

切れ痔に悩む女性は多く、特に20代~40代と比較的若い年代の女性に多いと言われています。

切れ痔の主な症状は排便時の強い痛みと出血です。軽いものは治りやすく市販の薬でも対処が可能ですが、傷が治らず慢性化することも少なくありません。すると

排便時の痛み→トイレにいくのが怖い→排便を我慢する→便が腸内にとどまる時間が長くなり、水分が吸収されて固くなり便秘が悪化→硬くなった便が排便時に傷をえぐる→痛みが強くなる

と言う悪循環に陥ってしまいがち。

切れ痔の主な原因は便秘や下痢などの便通異常です。

  • 便秘 硬くなった便を無理に押し出すと肛門の内側の皮膚が、切れたり避けたりする
  • 下痢 強い圧力がかかった下痢便が勢い良く肛門を通過したときに起こりやすい

*肛門を取り囲む肛門括約筋の筋肉は若い人ほど強く張り、皮膚がピンと張っているので、便秘で硬くなった便や強い圧力のかかっている下痢便が通過するとき、裂けやすいと考えられています。

便通異常、特に便秘の改善が痔の悪化を防ぎ、再発予防に重要です。

女性のいぼ痔・切れ痔に第2類医薬部外品、効果効能が認められた漢方薬も。漢方薬は自然界にある天然の生薬を複数配合して作られるので、通常の薬と比較すると複数の効能・効果を持っている場合が多くあります。

 

切れ痔の治療

切れ痔の治療

切れ痔は薬物療法を行いながら、正しい排便習慣を身につけることが大切です。排便時に出血や痛みがある場合、痔を疑って肛門科を受診してください。大腸がんなど別の病気の可能性も考えて、早めの受診をおすすめします。

診察は、問診、視診、触診、器具を使った診察などが行われます。場所が場所だけに抵抗があるのは致し方ありません。

受診をためらう原因でもありますが、露出度が少なく抵抗感の無い「シムス体位」と言う横向きの姿勢で診察しますので、恥ずかしさはあまり感じずに済みます。

 

薬物療法と手術

切れ痔の治療は、座薬、軟膏、軟便剤の3種類の薬を用いた薬物療法が基本です。

  • 座薬 肛門の奥に挿入します
  • 軟膏 肛門から注入し、患部に直接塗るようにします(肛門の周囲ではない)

これらの薬には炎症を抑える、止血するなどの効果があります。

  • 軟便剤 便を程よい柔らかさにして、排便時の痛みを軽減する働きがあり、便通を良くすることで切れ痔の悪循環を断ち切ります。

切れ痔が進行し、肛門狭窄が起きた時は肛門括約筋の一部を切り肛門を広げる手術を行います。

 

生活習慣の改善

便秘や下痢などの便通異常が切れ痔の主な原因なので、再発を防ぐには食生活や排便習慣に気をつけて、便通を整えることが大切です。

痔は根本的な体質改善とライフスタイルを整えることが重要です。

  • 食生活の改善で便通を良くする
  • 排便習慣の改善で肛門への負担を軽くする

これらの改善は痔の再発防止だけでなく、予防の観点からも重要です。

 

食生活の改善 

  • しっかり朝食を摂る 
  • 食物繊維を摂る 
  • 刺激物やアルコール飲料を取りすぎない 

などを心がける

 

排便習慣の改善 

  • 便意を我慢せずにトイレにいくことが大切 
  • 長時間いきむと肛門に負担がかかるので、3分ほどを目安に切り上げる

 

その他の注意点 

  • 立ちっぱなし、座りっぱなしなど同じ姿勢を取り続けない 
  • 湯船に浸かって体を温め、お尻の血行をよくする

なども大切です。

 

乳酸菌サプリと漢方

便通異常の改善に、乳酸菌サプリと第2類医薬品の漢方薬をご紹介します。おしりのかゆみ、痛み、少量の出血など気になる症状があるけれど、病院にいくほどではないし、恥ずかしくて…そんなかたにおすすめです。

痔を持っていなくても、便秘だったり便秘気味なら便秘の改善だけでなく、痔の予防としても利用できます。それぞれの商品特徴を表にしましたので参考にされてください。

*薬やサプリだけに頼らず、生活習慣の改善、また専門医の受診も忘れずに。

 

ANGEL OKOLE(エンジェルオコレ)

エンジェルオコレ

話題の乳酸菌BR-108配合。妊娠中・産後の女性の痔のお悩みにおすすめ。通信販売のみです。男性の痔にも利用できます。

ANGEL OKOLE エンジェルオコレ
内容量 3mg×60粒 (一日2粒目安1ヶ月分)
通常価格 3,980円
初回限定価格    980円
2回目以降

2,980円

回数の縛り なし
送料 無料
支払い クレジットカード
NP後払い(手数料205円)
成分 ビフィズス菌 BR-108
難消化性デキストリン
ヒハツエキス
添加物 不使用 (保存料、着色料、香料、香料発色剤、漂白剤、防カビ剤、膨張剤、光沢剤)
名称 ヒハツ抽出物含有加工食品
原材料名 難消化性デキストリン、デキストリン、ヒハツ抽出物、ビフィズス菌(殺菌)/ステアリン酸カルシウム、微粒酸化ケイ素 内容量 18?(300㎎×60粒)
栄養成分表示
本品2粒 (600mgあたり)
エネルギー2.27kcal、たんぱく質0.0072g、脂質0.006g、炭水化物0.55g、食塩相当量0.00021g
安心 GMP認定工場で製造 製品の検査・分析の徹底

ビフィズス菌BR-108

  • 殺菌済みで安定性が高く体内でしっかり働いてくれる
  • 生菌、死菌ともに善玉菌の餌となり体を整えてくれます。死菌も働き者。むしろ生菌より一度にたくさん取れるので効率が良いです。

 

難消化性デキストリン

  • 水分を抱え込む性質があり、便を適度な柔らかさに保る
  • 体の環境を整える働きがあり、硬い便、ゆるい便をバランス良く整える

*トウモロコシ由来の食物繊維で、特定保健用食品(トクホ)にも用いられる消化されにくい有用成分です。

 

ヒハツエキス

  • 余分なものを追い出す、めぐりを良くする働きがあると言われている

*コショウに似た風味を持つ香辛料の一種です。

オコレはハワイ語でお尻という意味だそうです。エンジェルオコレは「天使のお尻」

 

ピーチラック 乙字湯(第2類医薬品の漢方薬)

第2類医薬品は、風邪薬、解熱剤、鎮痛剤など必要性が高く、日常生活に馴染み深い市販薬が多くあります。

健康維持を目的としたサプリメントとは違い、特定の症状を改善、緩和する効能・効果が認められている医薬品です。販売ページの詳細な製品情報、使用上の注意をよく読んでから利用しましょう。

ピーチラック 乙字湯
通常価格(税込) 3,980円
初回限定(税込) 1,980円
2回目以降 (税込) 3,480円
容量 1箱32包
朝夕一日2回、16日分
送料、手数料 無料
支払い方法 クレジットカード
コンビニ後払い
包装 商品名記載なし
中身がわからない包装
乙字湯エキス(2/3量) 大人一日服用量(2包)中 当帰(トウキ)4.00g、柴胡(サイコ)3.33g、黄(オウゴン)2.00g、甘草(カンゾウ)1.33g、大黄(ダイオウ)0.67g
添加物 乳糖、セルロース、メタケイ酸アルミン酸MG、ステアリン酸Mg
禁止 他の下剤を服用しない
生後3ヶ月未満の乳児 授乳中
事前に相談 医師の治療を受けている
妊婦または妊娠していると思われる
体の虚弱な人
胃腸が弱く下痢しやすい人
高齢者
薬などにより発疹・発赤、かゆみなどを起こしたことがある人
むくみのある人
高血圧、心臓病、腎臓病の診断を受けた人

注:1カ月位(きれ痔、便秘に服用する場合には5~6日間)服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し同梱された文書を持って、医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください

 

痔とは

痔は肛門付近にイボが出来たり肛門が切れたり避けたりして、出血や痛みが現れる病気です。代表的なものは「いぼ痔」「切れ痔」「痔ろう」です。

  • いぼ痔 肛門の内側や外側にイボのような膨らみができる
  • 切れ痔 肛門が切れたり避けたりする
  • 痔ろう お尻に膿のトンネルができる

こちらの記事でも痔の種類や予防・治療などについて、簡単にまとめていますので参考にされてください。

今回は女性に多い切れ痔についてもう少し詳しくお伝えします。

 

切れ痔の主な症状

排便時の痛みと出血ですが、出血量はいぼ痔に比べて少なめで、多くの場合少量の血がトイレットペーパーに付く程度です。

しかし傷は肛門の内側の痛みを感じる皮膚に出来、排便のたびにその部分が避けて激しい痛みが生じます。

傷に炎症が出来てそれが肛門周囲にまで広がると、肛門の周囲の筋肉に痙攣が起き、排便後もしばらくジーンとした痛みが続くことも。

切れ痔が慢性化して前述のような悪循環に陥ると、便秘も切れ痔も悪化していきます。傷口の周囲が潰瘍化して肛門が狭くなる肛門狭窄が起こることもあり、細い便しか出せなくなります。

肛門狭窄が起きたときに無理に便を押し出そうとすると、傷が広がり痛むため更に筋肉の緊張が高まり、肛門が狭くなります。

 

肛門ポリープと見張りイボ

切れ痔の傷が深くえぐれ周囲に炎症が広がると、その影響で傷の直腸側に肛門ポリープ、傷の下側に見張りイボと呼ばれる皮膚の突起ができることがあります。

どちらも通常はそのままにしても害はなく、肛門ポリープが癌化するようなこともありません。

しかし、大きくなった肛門ポリープが肛門の外に脱出するようになったり、見張りイボが大きくなって気になる場合は、切除も出来ます。

 

女性特有の原因

女性に切れ痔が多いのは、切れ痔の主な原因である便秘になりやすいためです。便秘になりやすいのは以下のような理由と言われています。

女性特有の痔の原因

  • 黄体ホルモンの影響
  • 妊娠・出産の影響
  • 食生活の影響
  • 体の冷え

 

黄体ホルモンの影響

  • 月経前に多く分泌される黄体ホルモンは腸の動きを鈍くするため、その影響で便秘が起きやすくなります。

黄体ホルモンは女性ホルモンの一種です。

 

妊娠・出産の影響

  • 妊娠中は黄体ホルモンの量が増えるので便秘がおこりやすくなります。
  • 出産時に強くいきむことで肛門が避けることがあります。
  • 授乳により、体内の水分が使われ便の水分量が減って、便が固くなりがちです。

 

食生活の影響

  • 無理なダイエットで食事の量が減ると便のかさもヘリ便秘になりやすくなります。特に食物繊維が不足すると便秘が起こりやすい。
  • 朝は特に便意が起こりやすい時間帯ですが、朝食を食べないと大腸のぜん動運動が起きにくくなり、排便リズムが乱れてしまいます。
  • 朝の便意を我慢しないことも便秘解消には大切です。

 

体の冷え

  • 男性よりも筋肉が少ないことで体が冷えやすく、肛門周辺の血流が悪くなってうっ血がおこりやすい。

 

まとめ

痔は誰にでも起こる病気ですが、女性が痔になっても「恥ずかしい」、と受診をためらい一人で悩んでいる女性も少なくありません。家事、育児で受診する時間が取れない場合もあります。

痔の主な原因は便通異常です。生活習慣の見直しで便秘や下痢を改善し、お尻のトラブルを軽減することは可能です。

痔は軽症なら市販薬で症状の緩和が見込めることも。便通異常がある場合はまず生活習慣を見直し、サプリや薬で便通を改善して痔の痛みを和らげることも一つの選択肢です。

ただし、排便時の出血や痛みは、痔以外の病気の可能性もあります。専門医の受診をおすすめします。

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