健康と日々の徒然~Anのひとりごと

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君の名は~物忘れがひどい40代に物忘れを減らす5つの工夫

誰でもど忘れをすることはあります。が、年とともにに物忘れの回数が増え、認知症の兆し?と気になりだす40代。ど忘れは自然現象と割り切って心配しすぎないことも大切です。物忘れを減らす工夫、また注意するべき物忘れについてお伝えします。

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心配のない物忘れ、認知症が疑われる物忘れ

若いうちはそれほど気になりませんが、40を超えてくると認知症の兆し?と不安になってくるのは、忘れる回数が増えてくるからです。

顔見知りの人に出会って話が弾んでいるときに、君の名はではありませんが、「この人、名前はなんだっけ」と必至に思い出そうとしたり、必要なものがあって買い物に行ったのは良いけれど、何を買いに来たのか忘れる、と言ったことがだんだん増えてくると、認知症にはまだ早いですが心配になってくる40代。

心配のない物忘れと、認知症が疑われる症状が見られる物忘れの見分け方、自然な物忘れを減らす5つの工夫についてまとめました。

 

物忘れはなぜ起こる?

殆どの場合、物忘れはいわゆるど忘れです。何かを思い出すときは、脳の神経細胞が連動して働くのですが、何かの表紙に神経細胞同士がうまく連携できなくなると、一時的に記憶が取り出せなくなり、ど忘れが起こります。

年齢には関係なく起こりますが、若いうちはそれほど気になりません。年を取るに従って物忘れの回数が増えていくので、気になりだします。加齢とともに、神経細胞の働きも鈍ってくるので、記憶をスムーズに取り出すことが、少しずつ難しくなってくるのです。

しかし、記憶自体はちゃんと脳の中にあるので、何かきっかけがあると思い出せます。ど忘れは自然現象、と割り切って、あまり心配しすぎないことも大切でしょう。

 

心配すべきか、しなくてよいかの判断

しかし、物忘れは認知症の症状の一つでもあるので、40代ともなると心配になるのも無理はありません。

同じ物忘れでも、心配のある物忘れと、心配のない物忘れの例

 

うーん、君の名は?

 

顔はわかるのに、名前だけがどうしてもでてこない 
あとで何かのきっかけで思い出す

 

名前だけでなく、誰だかわからない 
知らない人に挨拶されたり、話しかけられていると思う

 

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あ、約束していたのを忘れた!

 

自分で手帳を見たり、誰かに指摘されたりして、忘れたことに気づく

 

約束した事自体を忘れる 
人から指摘されても思い出せない 
そんな約束はしていないと怒りトラブルになることも

 

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ヨーグルトを買い忘れた!

 

買い忘れたことに気づき、もう一度買いに行くなど対処する

 

買い忘れに気づかない 
家にあるものを何度も買ってくる 
同じものばかり買ってくる

 

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あれ、どこに置いたっけ

 

見つかるまで探そうとする 
その時は見つからなくても、あとで見つかったときに思い出す

 

探そうとしない 誰かに盗られたなどと思う

 
  • 忘れたことをあとで思い出せる
  • 物忘れの回数や程度が半年前とあまり変わらない
  • 物忘れで失敗しても、自分で対処でき日常生活に支障はない

と言った場合は、特に心配のない物忘れと考えられます。

認知症は単なる物忘れとは違い、症状が少しずつ悪化していきます。

また、記憶そのものが失われるので、手がかりがあっても思い出すことができず、日常生活に支障が生じることもあります。

また、判断力や理解力、食欲の低下なども見られるようになります。このような症状がある場合は認知症が疑われるので、医療機関で相談することをおすすめします。

 

物忘れはなくせる?

「人間は忘れることができるから生きていける」と言う深い言葉があります。

コレはこれで哲学的な意味がありますが、人の記憶は、自分と関係の薄いものや、興味のないものに関しては、自然と忘れるようになっています。

滅多に合わない人の名前を忘れるのは当然です。

しかし、大事な約束を忘れたり、薬を飲み忘れたりなど、大切なことを忘れると、人間関係や健康管理などに支障が出ることもあり、何らかの対策は必要です。

物忘れは記憶力の問題だけでなく、不注意や勘違いなども関係している場合もあるので、こうしたことも合わせて生活を改善していくことで、物忘れを減らすことは可能です。

 

物忘れを減らす5つの工夫

心配がないとは言え、物忘れは色々と不都合も起きますので、できればしたくないもの。物忘れを減らすには、自分の記憶力を過信せず、思い出すきっかけとなる手がかりを作っておくことが大切です。

以下の物忘れを減らす5つの工夫は、定番の対処ですが、意外に行っていないものでもあります。勘違いや不注意から起きる、うっかりミスの予防にも役立ちますので、ぜひ取り入れてみましょう。

  • メモの習慣
  • 家族で情報を共有
  • 毎朝予定を確認
  • 日記をつける
  • 毎日外に出て、人と接する

 

メモの習慣

  • 大事な情報は一つにまとめる
  • 目につくところにメモをおく

待ち合わせや大切な集まりの予定などは、聞いたその場でメモしましょう。スケジュール管理用の手帳を1冊用意して、ボールペンなどと一緒に持ち歩き、それに書き込むようにします。

あった人の名前や連絡先など、忘れると困る情報も一緒に書き込んでおきます。薄い小型ものが使いやすいです。

薬を飲んでいる人は、飲み忘れの防止用のチェックノートを薬と一緒に置いておき、飲んだ旅にチェックしていくと、飲み忘れがあっても確認できるので安心です。カレンダーや手帳でももちろんOKです。

せっかくメモをしても目につかなければ意味がありません。忘れてはいけないことは、いつでも目に見えるように示しておくことが大切です。

例えば誰かに電話する必要がある場合は、紙に「何時に○さんに電話」と大きくかいて、目立つところに張っておきます。

外出の際に持っていかなければいけないものは、玄関のよく見えるところに置いておくなどします。

 

家族で情報を共有

手帳にメモをしたり、服薬チェックノートを作ったりしても、見忘れたり見落としたりすることがあるかもしれません。家族でお互いの予定を把握し、忘れていないかどうかをチェックし合う仕組みを作ると安心です。

リビングなど、家族が集まる部屋のよく目立つ場所に、大きめのカレンダーやホワイトボードをかけて、それぞれの予定を書き込むようにすると良いです。

色分けすると誰の予定か一目でわかり、お互いに注意しやすいです。

 

毎朝予定を確認

1日の予定を確認することも大切です。毎朝必ず手帳やカレンダーなどを見て、その日の予定をしっかりと把握します。

勘違いしていたり、予定が変更になっていることもあるので、出かける前までに、家族で当日の予定を確認し合うことも大切です。

 

日記をつける

寝る前に、その日の出来事を簡単で良いので、日記に記します。

振り返ることは記憶を再確認することになり、物忘れの予防に役立ちます。

箇条書き、覚書でいつでも必要なときにすぐに確認することができます。

 

毎日外に出て、人と接する

加齢とともにの物忘れは増えていきます。少しでも忘れることを減らすためには、脳の老化予防に務めることが大切です。運動をしたり、人とコミュニケーションを取ったりすることが、脳の活性化に有効だとされています。

専業主婦や、退職者など家にいる人は、散歩や買物など1日1回は外出し、挨拶をする程度でも構わないので、人と接することを心がけることが重要です。

言葉は使わないと忘れてしまったり、いざと言うときにスムーズにでてこなくなったりします。普段から人と会話をして言葉を使いましょう。

できれば、趣味のサークルやボランティアなどのグループ活動に参加すると、出かける機会も、人と交流する機会も自然と増やせます。

積極的に外に出て、いきいきと楽しく過ごすことが、物忘れの予防につながります。

 

まとめ~生活の工夫で物忘れを減らす

人間は忘れることができるから生きていける、とは言え大事なことも忘れてしまうのは困りますね。大抵の物忘れは、ど忘れで、何かのきっかけで思い出すことができ心配はありません。

加齢とともに物忘れも多くなりますが、生活の工夫で物忘れを減らすことは可能です。ただし、認知症の疑いのある症状もある場合は、医療機関に相談することが重要です。

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