御殿場とらや工房、東山旧岸邸に隣接する甘味処です。山門をくぐり散策路をそぞろ歩いた先には緑に溶け込む販売所と喫茶が。ここでしかいただけない甘味もあり、静寂な空気の中での贅沢なひとときをどうぞ。
とらや工房とは
とらやと言ったら羊羹!で有名です。とらや工房は虎屋グループ会社の虎玄が運営している甘味処で、御殿場アウトレット近く。
旧岸信介邸(吉田五十八氏設計)に隣接し、入り口の山門は昭和2年からあります。
澄んだ空気、木漏れ日を浴びながらの竹林、池、東屋などの散策は都会の喧騒や慌ただしいときの流れも忘れてしまいます。
ここでしか提供されていない商品や、季節限定品なども。
販売所と喫茶
午後2時過ぎでしたので、売り切れの商品も。注文の前に、まず席を確保するように促されました。


縦横5cmほどの立方体をテーブルに。予約席、と言ったところですね。
好きなお菓子を選びます。どれも煎茶とセットになります。どれも美味しそうで迷いましたがあんみつをチョイス。塩昆布つきでした。


右は抹茶きんとん(友人の注文品)
- あんみつ 650円
- 煎茶280円
- お土産用に6月の限定、抹茶きんとんを2つ(@280円)
お昼は過ぎ、3時にはまだ間がある時間帯だったのでちょうど人が途切れる時だったのか、静かな環境で緑に囲まれてのお茶は格別でした。


山門から散策路


入り口の案内板


山門は昭和2年に酒井家の別荘の門として建てられたもの
左:道路から 右:敷地内から


竹林が続きます
池の奥にみえるのがとらや工房


喫茶から販売所を望む


池と鯉
アクセス
東名高速御殿場インター第2出口(アウトレット方面)を降りて右折、箱根方面へ向かって東山湖前の信号を左折です。
アウトレットからは裏道でいけます。ナビだと目的地には細い道を案内するかもしれませんので注意が必要です。駐車場は道路沿い、東山観音堂の向かいです。
「とらや工房駐車場」の看板を見落とさないようにすれば、たどり着けると思います。
東山旧岸邸
今回は見学しませんでしたが、山門を入り散策路をとらや工房を左に見て進み、あずまやを通り過ぎると旧岸邸は右に。
元首相の岸信介氏の自邸として199年に建てられました。伝統的な数寄屋建築の中にも、現代的な住まいとしての機能の両立を目指して建てられた、建築家、吉田五十八の晩年の作品です。
現在は御殿場市に寄贈され、一般公開されています。2009年からはとらや工房を運営する虎玄が管理運営を行っています。
入館料個人一般の場合300円。休館日は毎週火曜日です。
御殿場アウトレットから箱根、小田原へ
雨の予報でしたが、時折晴れ間がのぞくお天気に。でも富士山はずっと雲の中でした。
この場所からは運がよければきれいな富士山がみえるのですが、朝見えていても、午後から見えなくなることが多いです。
毎年高齢の女子会、御殿場アウトレットによるのがお約束。この日は東名高速が空いていて今までで最速で到着しました。
雨の予想や箱根の噴火警戒レベル2なども、微妙に影響しているのでしょうか。
駐車場は奥の山の上を利用していますが、こちらもガラガラ。近くには場内にもっと近い別の駐車場もできていました。
店舗は10時オープンですのでタリーズでモーニングコーヒーを。
ゴディバで爆買い
まず立ち寄ったのはゴディバです。お土産用に利用しますが、お買い得商品は早いものがちなので、先に購入してしまいます。
今回は超目玉品をゲットしましたよ。賞味期限が6月末の商品が信じられないくらい安くなっていました。
え、何がいくらだったかって?それはナイショ。
私達が数個ずつ買った時点で棚は空っぽ。後ほどショコリキサーを買うために寄ったとき、他の商品は補充されているものもありましたが、それはもうありませんでした。
ホワイトチョコレート ストロベリーデラックス 670円。見た目ほど甘くなく美味しかったです。
他のショコリキサーはホイップクリームがソフトクリームのように積み上がって(笑)いるのですが、これはすりきり。ちょっと損をしたような^^;
ゴディバ事件
家用にチョコレートを一箱、これも定価の2割程度のお買い得品でした。帰宅後ひと粒ずつ大事に食べていたのですが…
ある日冷蔵庫を開けるとゴディバの箱が見当たらない。もしや、と思い家人に訪ねたら食べちゃった。ですって!
まだ半分残っていたんですよ。それを全部一度に食べてしまっただなんて…
「腹が減っていたし、うまかったから」
確かに美味しいですけど。
いいトシをしてとあきれるばかりです。いくら安かったからと言っても、普段買う気には慣れないお値段ですからねえ。もう少し楽しみたかったなあ。
ランチとショッピング


今回はフードコートでグリーンカレー。まだ11時というのにほぼ満席状態です。ここでも事件が。
隣の席に5、6歳くらいの男の子がひとりで座っていました。親は食べ物を買いに言っているらしい。
しばらくすると箱からビニール袋に入ったおもちゃを持ちながら泣き出し、席をたとうとする。
おせっかいおばさん軍団は、
「いやいや、ウロウロしたら迷子になってしまう」
となんとかその子をなだめ始めました。
泣きじゃくっているので何を言っているのか聞き取れなかったのですが、ああだこうだと言っているうちに、中国人らしいと判明。そりゃ日本語では伝わらないはずです。
身振り手振りでその場で待っているようなだめすかしていましたが、そのうち英語で話していることがわかりました。(泣きじゃくっているし、なまりもあるのか、英語だと気づくのに時間がかかりました)
どうやらビニール袋からおもちゃを出してほしいらしい、と手を貸しましたがやっぱり親を捜しに行こうとします。
友人が英語で対応しているところにお父さんが帰ってきて一件落着。
でもね、私達が面倒を見ていたことに気づいていたと思うのですが、一言もお礼の言葉がありませんでした。
その後もうひとりの子どもを連れた母親がやってきて、何事もなかったかのように食事を始めたのには違和感がふつふつ。
なんでその男の子だけを一人で置いていったのでしょうね。迷子になってしまっていたかもしれないのに。
今回はお目当てのショップが撤退したようで、ゴディバ以外これと言った戦利品はなしでした。
まあ、無駄遣いしなかった、とも言えるかな。
箱根でまったり女子会の夜
金時山と千石の間くらいにある保養所です。毎年貸切状態で利用させて頂いています。今回も美味しいお料理にお腹いっぱい。


和食です。〆の太刀魚の炊き込みご飯は本当に美味しかった。
食後は積もる話に花が咲き、時間はいくらあっても足りません。
京都名物の阿闍梨餅は、大阪方面から参加する友人がいつも持ってきてくれます。もちもちしていて美味しいです。
こちらの温泉は美人の湯とも言われており、我々も美女度をますます上げてきましたオホホ。
今回帰りは行きとは違う友人の車に小田原まで同乗させてもらい、湘南新宿ラインのグリーン車でのんびり帰宅です。
駅ビルで晩ごはん用の干物を購入。11時過ぎの小田原始発、ガラガラでした。


車窓から小田原駅構内と海岸線。昨晩からの雨が降り続いていました。
まとめ~今年も行ってきました御殿場アウトレットと箱根女子会
初夏恒例の箱根女子会、御殿場アウトレットによったあと、急遽とらや工房に立ち寄ることになりましたが行って良かったです。
とらや工房のある御殿場市東山は、明治から昭和にかけて避暑地として多くの別荘が建てられた場所とのこと。
とらや工房もその面影を残す中、緑に溶け込むように作られた建物です。限定の甘味を贅沢に味わえますので、ぜひお立ち寄りを。
「Anのひとりごと」~今日も1ページ