読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ナースほど誇れる仕事はありません

ナースダイアリー・超忙しい看護師のひとりごと

話をしないでいると口が臭いって本当?簡単にできる自分の口臭チェック

口の臭いは気になるもの、臭っていないか自分の口臭をチェックしてみましょう。口臭が強くなるのには、口の中に何らかのトラブルがある場合が多いのですが、話をすることと口の臭いにも因果関係が 

f:id:lady-jhones:20161122002811p:plain

自分の口臭をチェック

口臭はもともと誰にでも多少はあるものですが、気づきにくいものでもあります。臭いは鼻の中の嗅細胞が感知しますが、30~40秒後には、その臭いに慣れて感じなくなってしまいます。そのため、ずっと嗅いでいる自分の臭いには気づきにくいのです。

特に口臭は気づきにくく、また、他人が気づいてもなかなか指摘しにくいものです。自分の口臭が気にななる場合は、簡単にできる口臭チェックをしてみましょう。

  • きれいに洗って乾かしたコップに息を吹き入れ、すぐに手でフタをする
  • 深呼吸した後、コップの中の臭いを嗅ぐ

少しでも臭いを感じたら、口臭があると考えられます。口臭の強さは1日のうちで変化*するので、それも考慮に入れて試してみてください。

 

口の臭いの原因~舌苔(ぜったい)

口臭の原因の一つが、舌苔の増加です。舌の表面に苔のように付着している汚れが舌苔で、口の中の細菌の死骸や、新陳代謝によってはがれた口の中の粘膜、血中成分、食べ物のかすなどからできています。

舌苔は誰にでもありますが、普通は食べたり話をしたりして、口を動かすことで自然に剥がれ落ちます。なので食べる量やかむ回数が減ったり、口をきく回数が少なくなったりすると、舌苔が増えやすくなります。舌苔が増えると、発生する揮発性硫黄化合物も増え、口臭が強くなります。

話をしないと口を動かさなくなる
→舌苔が剥がれ落ちない
→舌苔が増える
→揮発性硫黄化合物が増える
→口臭が強くなる

と言う関係にあり、つまり、話をしないと口臭が強くなる、と言う、「風が吹くと桶屋がもうかる」論理となるわけです。

食べる量やかむ回数が減ったりしても、同じように舌苔が増えやすくなるので、口が臭い原因となります。

舌苔の除去

口臭が気になる場合、舌苔をこすり取って減らしましょう。最近は舌苔ブラシも市販されてます。下の表面を奥の方から手前の方にひき、汚れを書き取るようにします。1日1回程度、朝食後の歯磨きの後に使います。強くこすりすぎると下の表面を傷つけてしまうので、優しく除去することが大切です。

寝たきりの高齢者などの場合は、バーゼを水で濡らし、絞って指に巻きつけます。舌の奥の方から舌先に向けて拭き取るようにします。ガーゼの表面に黄色いものがついていれば、舌苔が除去できています

 

唾液の減少も口臭の原因

口臭は唾液の分泌量とも関連します。唾液は口の中の細菌を殺菌し、洗い流す働きを持っているので、口の中を清潔に保つためになくてはならないものです。唾液の分泌量が減ると、口の中が乾燥して細菌も繁殖しやすくなるので、口臭も強くなります。

口臭の強さが1日のうちで変化するのは、唾液の分泌料が1日のうちで変化するためです。

口臭の1日の変化

睡眠中は唾液に分泌量が減る。のため、起床時が一番口臭が強くなる

食事をすると唾液の分泌量が増え、細菌が洗い流されるので、食後には口臭が弱くなる

食間は唾液が減り口が乾燥して、口臭が強まる

うがいをしたり、水分を摂って口が乾燥しないように注意することが、口臭の予防となります。

唾液の分泌を促す方法

唾液を増やし、口の中の乾燥を防げば、口臭を改善することができます。唾液の分泌を促すには、次のような方法があります。

唾液腺を刺激する 
唾液腺は舌下や耳下にあります。舌下腺は舌の先で、耳下腺は指で刺激します。また、自分の指で頬の内側や、舌唇の内側などをマッサージしても、唾液が出やすくなります。

  • 耳の下辺りの耳下腺の上に指をあて、グルグルとマッサージする
  • 舌下腺は舌の歯の内側にある。そこを舌で押して刺激する

口を大きく動かす 
歯を噛み合わせるようにして「イー」「ウー」と声に出し、口を大きく動かしてみましょう。

  • 「イー」口を閉じて歯を噛み合わせたまま、唇を横にひいて言う
  • 「ウー」口をすぼめて前に突き出し言う

よく噛む 
あごを動かすことも唾液の分泌を促します。食事のときに噛む回数を増やしたり、ガムを噛んだりすることも効果があります。

唾液の分泌を促すと同時に、減らさないことも大切。例えば、口を開いて呼吸すると口が乾きます。鼻呼吸を心がけることも効果があります。(睡眠中にマスクをすると良い、という人もいます)

また、水分をこまめに取る、ストレスをためない、飲酒は控えめ等、日常生活も注意しましょう。

唾液の減少で起こること

唾液が減少すると、口臭が強くなる以外にも、歯周病や虫歯の原因ともなり、歯周病や虫歯は口臭の原因となります。

また、口の乾燥が続くドライマウスにもなりやすくなります。ドライマウスでも口臭が強くなるので、唾液の現象には注意が必要です。

こちらもでも唾液と口臭の関係を解説しています。

www.nurse-diaries.com

www.nurse-diaries.com

口臭の検査

口の臭いが気になる場合、歯科、口腔外科、口臭外来などを受診して、検査を受けましょう。医療機関では以下のような検査で、口臭の程度や原因が判断されます。

ガスクロマトグラフィー検査

患者さんの呼気を採取し、ガス分析装置にかけて、口臭のもととなる揮発性硫黄化合物の濃度を測定します。

官能的測定法

スクリーンを挟んで、チューブの片側を患者さん、もう片方を医師がもち、患者さんがチューブの中に吐いた息を医師が鼻で吸って、においを確認する方法です。(官能的、なんて言われると、いったいどんな検査なのか、ムフッと思ったりしちゃいそうですねえ)

実際は口臭がないのに、気になって受診したという人は、これらの検査で口臭がないことが確認でき、安心することができます。また、口臭の原因が口の中ではなかった場合、ほかの原因を調べるきっかけになります。

*胃腸疾患、慢性扁桃炎、重症の糖尿病、腎臓病、肝臓病などで起こることもあります。

 

まとめ

口が臭いと悩む人も多い一方で、自分の口臭に気付かず、周りの人も困っていることもあります。自分の体の臭いは気づきにくいものですが、特に口の臭いは気づきにくいもの。簡単にできる口臭チェックをしてみましょう。口のトラブルが原因の口臭でない場合もあるので、医療機関で検査を受けることも良いでしょう。

「ナースのひとりごと」~今日も1ページ