健康と日々の徒然~Anのひとりごと

心と体の健康を大切にしたい方へ贈るひとりごと

キンモクセイは二度咲く~初めて二度咲きに遭遇は異常気象の影響?

キンモクセイが二度咲きしました。初めてのことで「異常気象のせいなのかな」とちょっと心配になり、調べてみました。

キンモクセイは二度咲く~初めて二度咲気に遭遇は異常気象のせい?

キンモクセイの異変

狭い庭に盛りしげるキンモクセイ。毎年良い匂いで楽しませてくれます。

もともと匂いがし始めて気づくような地味な花ですが、今年は「あれ?」と思う程花付きが悪く、匂いも感じられないうちに散ってしまいました。

 

10月26日追記:

2度どころか3度咲いています!

落ち葉を掃き集めていたら匂ってきました、おなじみの香りが。

数こそ少ないですが、まさしく3度目の開花。

それだけ気候変動が大きいということなんですねえ。

 

異常は花だけにしてほしいです。

 

剪定したのにまた花が咲いた

花が終わった後は来年の花芽のために、早めに選定をします。

お隣の敷地にも侵入しているし、ただでさえ狭い庭にも覆いかぶさっています。

今年は大ナタを振るってばっさばっさと切り落とし、かなりすっきりさせてしまいました。

 

ところがです。10月に入ってからキンモクセイの香りが漂ってくるではありませんか。

スカスカになったキンモクセイをよく見ると…

オレンジ色の小さな花がたくさん!

いつもの年のように良い匂いが空気に溶け込んでいます♬

 

キンモクセイとのお付き合いはずいぶん長いのですが、二度咲きを目の当たりにしたのは初めて。

二度咲きのキンモクセイ

 

昨日のうだるような暑さから一変、今日は涼しくしとしと雨も降ってきました。

地面に落ちたオレンジ色の小さな花弁も、急激な気温の変化にさぞ驚いていることでしょう。

 

キンモクセイの二度咲きと気温の関係

今年の夏は異常に熱かったり、急に冷え込んだりとおかしな陽気が続きました。秋になっても真夏日が続いたり。

そのせいなのかなあ、そろそろ寿命なのかなあ、などと考えつつも花が終わった後の剪定をした後のまさかの二度咲き!

 

「キンモクセイの二度咲きってどうなんだろう」と調べてみました。

 

すると、あるわあるわ(笑)、今年の2度咲きはテレビでもとりあげられているほどの話題だったようです。

 

二度咲きの理由について東山動植物園緑地造園係長・小栗大樹は、「1度目は、夏から秋にかけての気温の急激な変化が要因で一部の花が勘違いをして早く咲いてしまった。2度目が本来咲く時期」と説明している。

2021.10.5 TBSゴゴスマ

 

つるの剛士さんの公式ブログでも「予想どおり10月4日に二度咲き」と投稿されていました。

予想どおり、とあるように今までにも何度か二度咲きしたようですね。

 

キンモクセイの開花と気象(気温)の関係は、以前から学術的にも実験や研究が発表されていました。

*二度咲きに言及したものを2例引用しましたので、興味のある方は最後をご覧ください。

 

キンモクセイの二度咲きに地球温暖化を憂う

キンモクセイの二度咲きに地球温暖化を憂う

地球温暖化はこんな身近なところにも影響しているのかなあ、と実感したキンモクセイの2度咲きです。

 

そういえば先日の首都圏の地震、10月になっても高温が続いていたことと関係があるとかないとか。

 

花の2度咲きはうれしいとも言えますが、自然災害につながるのはまっぴらごめん!

人類(大きく出ました)が一人一人そのことを考えて行動しなければ、なんて思っています。

「Anのひとりごと」~秋の1ページ

 

参考

2012年に和歌山大学が「気温がキンモクセイの開花に及ぼす影響」を調べた実験では、野外気温より3度加温すると、開花の開始は遅れ開花期間は長くなった。
さらに加温すると、「2~3度咲き」現象が起きたと云う。

やはり「2度咲き」の原因は、気温の変化が影響していた。

江戸川教育文化センターのブログ  2021.10.4

 

さらに加温によって開花期に複数回のピークのある2~3度咲き現象が引き起こされた。この2~3度咲き現象には,1)集団内での個体ごとの開花時期のばらつきによる見た目の上での2~3度咲き,2)同一個体内での枝,花芽の着生部ごとの開花時期のばらつきによる見た目の上での2~3度咲き,3)同一箇所の花芽の着生部に複数の花芽が形成され,それらが段階的に開花する2~3度咲き,4)それらが複合された2~3度咲きの4パターンあることが分かった。

論文 抄録より

夏季から秋季にかけての気温がキンモクセイの開花に及ぼす影響

中島 敦司, 山本 将功, 大南 真緒, 仲里 長浩, 廣岡 ありさ

日本緑化工学会誌37巻(2011)1号 

日本緑化工学会