健康と日々の徒然~Anのひとりごと

心と体の健康を大切にしたい方へ贈るひとりごと

頸肩腕症候群やストレートネック、見放された痛みの対処法は?

こじれた肩こりで、頭痛や眼精疲労、手のしびれや冷え、不眠、めまい、憂うつ感と言った様々な症状が現れることがあります。これらの原因となるのは、頸肩腕症候群(けいけんわんしょうこうぐん)やストレートネック、スマホ首です。症状、治療法についてまとめました。

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見放されたこじれた肩こりの対処法

単なる肩こりではなく「別の病気があるのでは」、と脳外科でMRI検査をしたり、心療内科にかかったり、と病院巡りをする人もいる頸肩腕症候群やストレートネック。

しかし、肩こり以外の痛みや症状が強いのにもかかわらず、検査の結果では何も異常が無いと診断され、医者に見放されたように感じるケースも多い。 

見放された痛みの対処法はあるのでしょうか。

 

見放された痛みはペインクリニックを受診

ペインクリニックは、痛みを専門的に扱っている診療科です。あらゆる痛みを扱います。麻酔の技術が治療に応用されるので、ペインクリニックは麻酔科に属します。 

身体中新湯痛み、しびれ感や外科手術後の痛み、外傷の痛み、帯状疱疹後の神経痛、心身症が原因の痛みなども診ます。 

ペインクリニックでは、神経ブロック注射が中心で、理学療法、薬物療法、また鍼治療を行うこともあります。

 

神経ブロック注射

主に血液の循環を制御している交感神経に、麻酔注射をして血管を拡げ、血液循環を良くして痛みの悪循環を断つ治療方法です。 

急性の痛みやコリの場合は、1回で治ることもありますが、慢性の場合は週に1回か2回の治療を続けます。 

頸肩腕症候群によく使われる「星状神経節ブロック」後は、30分ほど休んでもらいます。

 

理学療法

  • レーザー治療: 首の星状神経節や痛む局所に、提出力のレーザー光線を照射
  • スーパーライザー: 直接偏光近赤外線を照射
  • その他: 低周波陵王、東洋医学

神経ブロック治療より緩やかな効き目です。注射が苦手、時間をかけて治療出来る場合に向いています。

 

薬物療法

  • 炎鎮痛剤:  痛みや炎症を抑える
  • 筋肉弛緩剤: 筋肉のこりや緊張を鎮める
  • ビタミン剤: 血行を良くする
  • その他: 症状により、精神安定剤や漢方薬

 

治療はいつまで続ける?

治療の目安は、日常生活に支障のない程度に軽減することです。

休憩を取るタイミング、薬を飲むタイミング、通院治療のタイミングなどを身につけることが大切です。

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頸肩腕症候群やストレートネックの予防に

パソコンなどOA機器の作業中には、肩や首の周囲の筋肉はほとんど動かしません。そのため血液の循環が悪い状態が長く続いてしまいます。 

正しい姿勢でキーボード操作をすることや、作業の合間にちょっとした運動をするなどの工夫で予防しましょう。

 

正しい姿勢

 

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ディスプレイ画面を覗きこむようにしたり、前傾姿勢を長時間取り続けていると、首や肩、背骨、腰などに負担がかかります。

腰痛、肩こりなど慢性疲労の原因となるので、基本の正しい姿勢を覚えましょう。

  • 顔はわずかに下向き加減
  • ディスプレイ画面の上端は目の位置より下
  • 肘、膝はほぼ直角
  • 背骨は垂直
  • 足の裏は水平

 

仕事中に出来る手軽な運動

作業の合間に、ちょっとした運動をしてリフレッシュ!

  • たまに席を経ち、背伸びなどをして筋肉をほぐす。
  • 肩から肩甲骨周辺の筋肉のコリを摂る運動をする。

座ったまま、両肩を怒らせるように肩まで挙げて、そのまま力を抜きストンと肩を落とす運動を何回か繰り返す。

両肩を後ろに引き、胸をそらすような感じで肩甲骨を寄せる。

 

頸肩腕症候群(けいけんわんしょうこうぐん)

古くはキーパンチャー病と呼ばれた首、肩、腕の疼痛性の障害からくる症状。近年はこれにストレートネックやスマホ首と呼ばれる慢性系の首の障害も増えています。 

首、肩、腕にかけて強く継続的な痛みや、首の後ろが常に凝っていると言った重度の肩こりが起こります。それに伴い、多くの症状も起きてきます。

 

肩こりや痛みの原因と症状

長時間同じ姿勢をしていることで、肩関節や首周囲の筋肉の運動が制限され、筋肉疲労が起こったり、周囲の血管が圧迫されて循環が悪くなる、神経が圧迫されて痛みがでます。 

女性は男性よりも首や肩の筋肉が少なくて薄いので肩こりが起きやすい。そして、眠りが浅くなたり集中力低下などで、イライラする事も多くなります。 

その結果自律神経のバランスが乱れたり、精神的に不安定になったりします。

 

VDT症候群

職場環境と症状に関係があると思われる場合は、上司や労働衛生管理の担当者に相談することも必要です。 

厚生労働省は「VDT作業における労働衛生環境管理のためのガイドライン」を定めています。 

 

まとめ

パソコンで長時間同じ姿勢で、デスクワークをすることが多くなり、増えている頸肩腕症候群や、スマホの使いすぎで起こるストレートネック。

同じ姿勢を長く取らないように、休憩をしたり軽い運動を取り入れたりすることも生活に支障のある症状に悩まされる人も増えています。

ペインクリニックの受診も検討してもよいですね。

頸肩腕症候群に限らず慢性痛、はその症状を軽くするにはどうすれば良いかを知り、悪化しないようにコントロール出来るようになることで、治癒したと考えて良いのです。

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参考: OA機器の操作などで起こりやすい「頸肩腕症候群」「ストレートネック」

    「VDT作業」に関して。 

狭義の頸肩腕症候群は座業労働やストレスを原因とする場合が多い。かつてキーパンチャー病と呼ばれたものもこの一種であり、現在OA病あるいはパソコン症候群と呼ばれる一連の症状もこの範疇に入る。若年層から起こり、男性より女性のほうがかかりやすいとされている。

出典: Wikipedia

 

ストレートネックとは… 頚椎の生理的前湾角度 30度以下の首の状態をいいます。

※首がまっすぐに歪んだ状態を示す言葉ですので、病名ではありません。

正常な人の首の前湾角度は… 30~40度です。

慢性的な 頭痛・首の痛み・肩こりに悩む人の多くはこの角度が少なく、病院でレントゲンやMRIを撮ると正常よりも首がまっすぐですね。(原因)という説明を受けることになります。

出典: ストレートネックどっとこむ

VDT作業(ブイ・ディー・ティーさぎょう)とは、ディスプレイ、キーボード等により構成されるVDT (Visual Display Terminals) を使用した作業を言い、一般的にはコンピュータを用いた作業を指す。

 

VDT作業については、VDT症候群と呼ばれる、心身の不調を作業者に引き起こすこともあり、厚生労働省においても「VDT作業における労働衛生環境管理のためのガイドライン」を定めて、使用者に対して、労働者の健康管理に配慮するよう求めている。

出典:Wikipedia

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