パソコンやスマホ操作で手首に痛みが出たりしていませんか。痛みを防いだり和らげたりする簡単テーピングとストレッチ、手首に負担をかけすぎない日常生活のポイントなどを確認します。
手首の痛みの予防、緩和におすすめの方法は?
手首の腱鞘炎は、手首を酷使する人たちに多い職業病とも言えるものですが、最近普通の生活を送っていても発症する人が増えてきました。
パソコンやスマホの操作が手首に大きな負担をかけているのです。痛みで仕事や家事などの日常生活に支障が出てくる場合もあります。
日常生活で手首に負担がかかりすぎないよう注意したいポイントや、手首の動きをサポートする簡単テーピングと、血流を促すストレッチなどをお伝えします。
手首の簡単テーピングとストレッチ
痛みが出てきたり、痛みが出そうな時に試してみてください。腱鞘炎と診断されている場合は専門家の指示に従ったテーピングやストレッチをおすすめします。
テーピングの方法を詳しく紹介しているメーカーのホームページは、膝痛予防のこちらの記事でご紹介しています。
手首の動きをサポートする簡単テーピング


- 手首をテーブルの端などを利用して90度曲げる
- 手の甲の中央からひじの手前まで置くように貼る(伸ばさない)
- このテープと直角になるように、手首の関節を覆うようにテープを一巻きする
*テープの最初と最後は1cmほど浮かし、最後にそっと貼る(かぶれ防止)
血流を促すストレッチ


手首を使いすぎたなあ、と思ったときや痛みがあるときなどにどうぞ。
- ひじを伸ばし腕を正面に上げる
- 指先を下に向けるように手首を曲げる
- 反対の手で更に指先を下に向けて引っ張る
- ゆっくり10秒
- 指先を上に向け、反対の手で更に指先を上に向けて引っ張る
- ゆっくり10秒
- 反対側の腕も同じように行う
日常生活での注意点
痛みがあるときは腱鞘炎の疑いがあるので揉まないようにしましょう。炎症部分を揉むとダメージを与え、症状が悪化する可能性もあります。
痛みが強かったり長引く時は、医師に相談してください。
手首に負担をかけ過ぎやすいパソコンやスマホは操作に注意します。
- パソコンやスマホ操作の注意ポイント
- 親指を使いすぎない
- 時々休憩する


スマホ:親指操作で痛みや違和感を覚えたら人差し指を使う
パソコン:キーボードの手前にタオルなどをおいてその上に手を乗せて操作する
→親指の開きが小さくなり負担が軽くなる
痛みの主な原因は?
- スマホ、パソコン操作による手首の負担
- 更年期のホルモンバランスの変化
- 妊娠中、子育て中のホルモンバランスの変化と子供の抱っこ
スマホ、パソコン操作
手首には狭い溝があり、指などを動かす筋肉や腱の多くはここを通りひじとつながっています。
手首に負担のかかる位置で指に力を入れ続けると、手首の溝の中で腱が擦れて炎症を起こすことがあるのです。パソコンやスマホ操作では親指を使いすぎとなります。
更年期のホルモンバランスの変化
体内のホルモンバランスの変化で、炎症を抑える機能が低下するため腱鞘炎を起こしやすくなります。
妊娠中、子育て中
ホルモンバランスの変化もありますが、子供を抱っこするときに親指を大きく開くことが増え、手首の負担が増えます。
まとめ~主婦や若者にも増える手首の痛みには
パソコンやスマホを使うことが多くなり、普通の生活をしていても手首に痛みが生じることも。
特に親指の使いすぎに注意し、簡単テーピングやストレッチで手首の痛みを防いだり、和らげたりしてください。
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